◆どんな委員会なの?
◇社会教育とは
学校教育・家庭教育以外の広く社会において行われる教育のことです。主に、青少年や成人に対する組織的な教育活動のことをいいます。
社会教育は、習得したい内容を自由に自分たちで考える学びです。例えば、公民館や図書館、博物館など公的な施設で行われる青少年や高齢者向けの事業や、スポーツ活動、さまざまな講座などがあります。
◇社会教育委員(会)とは
社会教育法に定められた委員です。
社会教育に関する計画の立案や調査研究を行い、社会教育について教育委員会に助言をする役割があります。
学校教育、家庭教育、社会教育関係者や学識経験のある地域の人に委嘱されます。
社会教育への理解を深め、地域の課題や住民のニーズを把握し、それを社会教育行政に反映させていきます。
◇委員会の運営
年に4回、委員会を開いています。
委員の任期は、2年間です。
令和5年6月に新しく委員が入れ替わり、教育委員会より委嘱されました。今回委嘱されたのは、7つの選出団体から推薦された8人と、家庭教育・社会教育関係者3人の全11人です。(下記参照)
◆どんな活動をしているの?
◇委員会の活動内容
生涯学習課、図書館、スポーツ推進室からの活動報告に対して助言をしたり、令和3年7月に策定した生涯学習推進大綱の進行管理や、各選出団体の課題の共有や活動報告、テーマに沿った議論などを行っています。
▽生涯学習推進大綱については
広報紙掲載のQRコードをご覧下さい。
◇さまざまなイベントへ参加・協力
市内で行われるさまざまなイベントに参加し、実践的に社会教育活動を進めています。
例えば、スポーツ少年団交流大会(体験教室)では、ボッチャや昔遊び体験の提供や、体育協会主催のスポーツイベントの運営協力をしています。その他にも、毎年1月に開催される熱海市二十歳の集い当日の運営に協力をしています。
◆どんな人たちがいるの?
※詳しくは広報紙P9をご覧下さい。
◆活動の展望は?
◇地域の課題へアプローチ
少子高齢化、ライフスタイルの多様化などの影響により、複雑化した地域課題に対応するために「学校・家庭・地域」の連携や協力が求められています。
社会教育委員会は、さまざまな団体からなる中立的な立場として地域の教育力向上に寄与したいと考えています。
そのために、今期初回の社会教育委員会では、各選出団体の現状の活動内容と課題を共有しました。課題として、
・各団体の会員の減少
・会員や役員の高齢化
・新規加入者が増えない
・加入しても短い期間で辞めてしまう
・人手不足(特に若い力)
・人材不足
・事業を仕切るトップの後継者が見つからない
・少子化に伴う若い世代の地域の担い手不足
・コロナ禍の影響による人間関係や行事内容の希薄化
などの意見があがりました。
これらの課題を改善するためには、地域の連携・協力が必要不可欠です。
地域の連携によって課題を改善する方法を探るためにテーマを明確にして協議しています。
今期は先述の課題にも関わり、地域の教育力にも大きく影響することから、「熱海市の家庭教育について」と「地域における学習活動の運営方法について」をテーマにしました。11人の委員をテーマに関係の深い2つの班に分けることで、より活発な議論が交わされています。
協議を進める上で、大切にしていることは、課題を正確に捉えることです。そのために、担当職員や当事者から話を聞いたり、委員が現地に足を運ぶようにしています。
地域活動をする団体が円滑に運営したり、事業を継続できるよう助言や提案を行い、サポートしていきます。
◇委員会の目指す姿
地域の声に耳を傾け、横のつながりを生み、地域と地域、地域と社会の橋渡しになるような委員会を目指しています。
地域での困り事や、悩み事があれば、相談相手の1人として、社会教育委員を考えてみませんか。
問合せ:社会教育室
【電話】0557-86-6572
ID:1014766
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