令和4年度大学3大駅伝3冠達成!〜陸上競技への情熱と目指す3冠連覇〜(2)

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◆ランナーのタイプとレース戦略
市長：ランナーとして得意な季節はありますか。
鈴木：いつでもいけます。それが強みでもあると思っています。暑いと走りづらいですが、他の人よりは走れる自信があります。冬はしっかりウォーミングアップをして体を温めれば走りやすくなるので、夏でも冬でもいけます。
市長：強いですね。得意なレース運びはどうですか。最初から飛ばしていくか、ラストに懸けるか、どんなタイプですか。
鈴木：駅伝では最初から早いペースで押していって、最後は我慢するようなレーススタイルが多いです。最初突っ込んで、中盤は少し落ち着いて、またラスト上げる形が基本かなと思います。トラック競技では、ラストでタイムを上げていかないと絶対勝てないので、やっぱりラストスパートは必要になってきます。
市長：今年の3大駅伝について、今後のスケジュールや、意気込みを聞かせてください。
鈴木：チームの合宿が、今年も8月から9月にあるので、まずはそれをしっかりこなしたいです。これからメインとなる3つの駅伝、10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝、1月の箱根駅伝と続きます。そこに向けて、けが無く走れたら良いかなと思います。

◆箱根から目指すは世界へ
市長：来年卒業になります。現段階での、将来の夢や目標があれば可能な範囲で教えてください。
鈴木：卒業しても競技は続けます。

箱根駅伝に憧れてずっと陸上をやってきた部分もありました。その目標を大学で達成して、次にどうするか考えた時に、駒澤大学では卒業後も社会人として世界陸上やオリンピックに出る選手を目指せる環境づくりを大事にしていると知り、そこを目指したいという思いがすごく強くなりました。自分のこれからの伸びしろをみてもらい、頑張ればいけると思っているので、まずは世界陸上やオリンピックに出て競技を悔いなく終われるようにしたいと思います。
市長：世界陸上、オリンピックですね!ぜひ目標に向かって頑張ってください。

◆未来の熱海に期待すること
市長：熱海市泉で生まれ育った芽吹さんですが、熱海を離れて何か気付いた事や熱海に期待する事などはありますか。
鈴木：スポーツの分野でもっと盛り上げたいという思いがあります。自分は「駒澤大学」を背負ってますし、熱海の一員として「熱海」という名前も背負って走っているつもりなので、自分が走ることで「熱海」をもっと広めたいという思いはあります。自分もずっと走れるわけではないので、いつか引退して戻ることができたら、スポーツに関わらず何か貢献できる形が熱海にあれば良いなと思っています。
市長：大変嬉しい発言ですね。熱海では今、若い力がスポーツの分野でも頑張ってくれています。皆さんそれぞれの競技でトップアスリートに成長され、そんな皆さんの活躍に本当に元気付けられています。
では、最後に市民の皆さんに向けてメッセージをお願いします。
鈴木：いつも応援していただいてありがとうございます。これからは、箱根駅伝だけでなく学生の枠を超え社会人になった時、世界陸上やオリピックに出場して、「熱海」というこの素晴らしいまちをもっと広めたいと思っています。それに対して、皆さんが誇りに思ってくれたらすごく嬉しいです。また、これからも頑張っていくので、応援よろしくお願いします。
[取材時期]8月中旬

◆10月9日開催　2023出雲駅伝優勝‼
鈴木　芽吹(すずき　めぶき)さん
◎全日本大学駅伝でも優勝目指し、3大駅伝3冠に王手をかけられるよう頑張ります!
◇プロフィール
2001年熱海生まれ。熱海市立泉小・中学校卒業。佐久長聖高等学校(長野県)卒業。駒澤大学所属。

中学では、ジュニアオリンピック3,000m静岡県1位。高校では、3年連続全国高等学校駅伝出走。最終学年には主将として1区を走り全国3位となった。駒澤大学では、1年生から箱根駅伝連続出走。3年生では、3大駅伝(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)3冠達成。最終学年では、主将として3冠連覇を目指す。