◆英語教育
〜Fujieda Conversation Club(フジエダカンバセーションクラブ)で楽しく英会話〜
本市では、異文化を理解するとともに国際感覚を身につけ、中学校卒業時に自然と英語で簡単な日常会話ができるようになることを目標に、英語教育に力を入れています。
市内には19人のALT(外国語指導助手)が配属されており、小中学校で英語の授業を行うほか、英語課外活動「Engilish Camp」を年4回行っています。また、本年度より新たに「Fujieda Conversation Club(以下、FCC)」がスタート。FCCは、英語に興味・関心が高く、英語によるコミュニケーション能力をさらに高めたいと考える中学生に対し、ALTと会話する機会を提供しています。ALTが各市立中学校へ年2回ずつ訪問し、放課後の時間に英語課外活動を行っています。
This year was our 1st year for the FCC. It was great. I hope even more students can take part next year.
※ページ下に日本語訳を記載
藤枝市教育政策課
Mr.Trevor Hilsendeger(トレバーヒルセンデガー)
FCCなどのイベントを企画・運営したり、ALTの研修を行ったりするなど、本市の英語教育を牽引しています。
○My dream is…
12月14日、大洲中学校でFCCを開催し、1~3年生約40人とALT7人が参加しました。生徒たちは、事前に作成したスライドをタブレット端末で見せながら、趣味や将来の夢などを英語で話しました。ALTがつくる明るい雰囲気の中で、生徒たちは英会話を楽しみました。
◆参加者にInterview(インタビュー)!!
Q.FCCに参加しようとしたきっかけは何ですか?
A.総合学習でSDGsについて学び、多文化共生をテーマに調べました。そこで、日本に外国人が多くいるのに、外国語を話すことのできる日本人が少ないことに気が付きました。外国人と言葉を通じてコミュニケーションがとれると、もっと楽しいことが増えると思い、FCCに参加しました。
Q.FCCに参加した感想は?
A.英語でコミュニケーションがとれた時は、とても嬉しかったです。また、他校を担当するALTや他学級・他学年の生徒など、普段知り合うことのない人たちと英会話を通じてコミュニケーションをとることも魅力の一つです。将来は、留学先でホームステイをすることや、IT関係で海外の人と関われる仕事に就職したいです。また、3人でアメリカへ旅行にも行ってみたいです!
○3人で協力して広報活動!
FCCの参加者を増やそうと、英語のチラシを作ったり、校内放送で呼びかけました。すると、定員を超える約40人の申し込みがあり、仲間が増えました!
※This year was our 1st year for the FCC. It was great. I hope even more students can take part next year.
(今年度はFCCにとって最初の1年となりました。FCCはとても素晴らしいです。来年度はもっと多くの生徒たちに参加してもらうことを願っています。)
◆ふじえだ教師塾
〜「授業で人を育てる」の教育理念の実現のために〜
これから教員を志す人が教員としての心構えや学級経営などを学んだり、現場に立つ若手・中堅教員が授業力や指導力の向上を図る場として「ふじえだ教師塾」を開講しています。教師塾の講師は、藤枝の教育に携わっている教育関係者(現職の校長や教員など)が務め、実践的かつ具体的な指導を行っています。
「大学生・院生および講師・社会人コース」は、教員採用試験を受験する学生や臨時講師などが対象です。講義や演習を通じて、教職の魅力や授業づくりの基礎を学びます。令和5年度の静岡県教員採用試験では、全体平均の合格率が29.8%に対し、本市塾生は61.5%と高い合格率を誇っています。また、本市では「2年目・3年目教員および30歳前後教員コース」も開講しています。講義だけでなく、1人あたり3回程度の学校訪問指導を実施し、教師塾指導員などが塾生の授業を参観し、助言などを行っています。
○教師塾で学んだことが今に活かされています!
私は大学3年生のときにふじえだ教師塾「大学生・院生コース」に入塾しました。教師の心構えや学級経営、授業づくりなど基礎を学び、今の教員生活に活かされています。現在は「2年目・3年目教員コース」に入塾しています。指導員の先生に私の授業の様子を見ていただき、自分では思いつかない視点でのアドバイスをいただきました。
今後も教師塾で学んだことを活かし、私が目指す学級像「子どもたちが授業やそれ以外の時間でも安心して過ごすことのできる“笑顔がたくさんある学級”」を目標に日々取り組んでいきます。
葉梨小学校3年学級担任 熊谷優貴乃さん
学校教育が目指す究極の目標は、子どもたち一人一人の「人格の完成」にあります。本市では、次代を担う子どもたちが社会環境の変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓けるよう、「豊かな学びで笑顔をつなぐ」を基本理念に、教育に力を入れています。
そのために、今回紹介した支援スタッフの配置やICT教育・英語教育の充実、ふじえだ教師塾の開講など、さまざまな取り組みを行っています。誰一人取り残すことなくすべての子どもたちに、柔軟にきめ細やかな支援ができる環境を整えています。
豊かな学びによって人は思いやりや豊かな心、健やかな体が育まれていきます。こうして成長した人が世代を超え、地域で活躍することで、まちづくりにもつながっていきます。子ども自身が抱く夢や希望を大切にし、未来の藤枝市を担う頼もしい人づくりを進め、一人一人が輝く教育日本一のまちづくりを推進していきます。
藤枝市長 北村正平
問合せ:教育政策課
【電話】643・3271
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