がんは、日本人の2人に1人以上が一生のうちにかかると推計されており、あなたやあなたの大切な人がいつかかってもおかしくありません。市では、「第1期静岡市がん対策推進計画(R3~R8)」を見直し、大人へのがん教育等を新たに盛り込みました。がんを「自分事」として捉えていただき、予防や検診の受診、患者さんやご家族へのご理解をお願いします。
■がんの正しい知識いくつご存じですか?
1.予防と早期発見
・生涯で2人に1人以上がかかる
日本人が一生のうちにがんと診断される確率※1
・しかも、3人に1人は働く世代(20代~60代)※2
・HPVワクチン接種で子宮頸がん等のリスク減
HPVは、子宮頸がん等の原因となるヒトパピローマウイルスです。接種にあたっては有効性とリスクを十分理解した上で接種するかご判断ください。
9価のHPVワクチンは子宮頸がんの原因の80%~90%を占める
7種類のHPVの感染を予防することができます。※3
・子宮頸(けい)がんは20代から、乳がんは30代から増加※2
・禁煙などの5つの健康習慣でリスクが4割減※4
1)禁煙する
2)食生活を見直す
3)適正体重を維持する
4)身体を動かす
5)節酒する
がんの原因すべてが生活習慣によるものではありません。
・がん検診等で早期発見・治療すれば9割以上が5年後も生存(一部がん種を除く)
※1 出典…国立がん研究センターがん情報サービス(2019年データに基づく)
※2 出典…全国がん登録システム
※3 出典…9価ワクチンについて(厚生労働省)
【URL】https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_9-valentHPVvaccine.html
※4 出典…国立がん研究センターがん情報サービス
※5 出典…全国がん罹患モニタリング集計2009-2011年生存率報告(国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター,2020)
独立行政法人国立がん研究センターがん研究開発費「地域がん登録精度向上と活用に関する研究」平成22年度報告書)
2.患者等の支援
・無料でだれでも相談できる、がん相談支援センターがある
通話料や通信料を除く
・がんの原因は、悪い生活習慣とは限らない
・体や心などのつらさを和らげる緩和ケアを診断された時から受けられる
・がんと診断されてもすぐに仕事を辞めないで約8割の人が就業を継続
出典:患者体験調査報告書平成30年度調査国立がん研究センターがん対策情報センター(令和2年10月)
・希望する医療やケアを前もって考え、医師や家族などと繰り返し話し合い共有すること(ACP)が大切
ACPはアドバンス・ケア・プランニングの略で、もしものときのために、望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のこと、人生会議※6
・自宅や老人ホームで最期を迎える人が増えている(がん患者)
※6 出典…厚生労働省ホームページ
【URL】https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html
※7 出典…「人口動態調査」(厚生労働省)
【URL】https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1.htmlを加工して作成
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