■特定保健指導とは
特定健診を受診された40歳~74歳の方のうち、生活習慣病のリスクが高い方に対して、保健師や管理栄養士が今の生活状況を確認し、生活習慣病にならないためのコツや方法を一緒に考え、サポートしていく取り組みのことです。
生活習慣病のリスクが高い人の中で、特にメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は、生活習慣病になりやすいと言われています。日本人の死因上位を占める、がんや心臓病、脳卒中は、生活習慣病に含まれるため、特定健康診査で病気の早期発見と予防を行い、リスクが出てきた場合には早めに生活改善することが大切です。
▽生活習慣病のリスクが高い方(特定保健指導対象者)
腹囲…男性85cm以上、女性90cm以上またはBMI…25以上ある方で、下記の(1)~(3)のいずれか1つ以上該当される方
(1)血圧…収縮期血圧130mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上
(2)HbA1c…5.6%以上
(3)中性脂肪(TG)…150mg/デシリットル以上またはHDLコレステロール…40mg/デシリットル未満
■特定保健指導はどんなことをする?
健診の結果で特定保健指導対象になった方には通知、またはお電話でご案内をさせていただきます。
期間:3~6ヵ月、その間で保健師と対面で面談を1回30分程度行います。
・面談時には体重、腹囲、血圧を測り、からだの状況を確認します。
▽1回目の面談(面談場所:ご自宅やふれあいセンターなど)
・特定健診の結果説明
・生活状況の聞き取り
⇒無理なくできそうな目標を保健師と一緒にたてましょう。
例)
3ヵ月後に体重○kgを目指す。(-○kg)
油ものに気を付ける。
▽中間面談、またはお電話(1回目の面談から1~2ヵ月後)
・保健師より、体調と目標に向けての行動や気持ちなどに変化はあるか伺います。
⇒目標達成に向けてどのようにしたらよいか、保健師が一緒に考えます。必要に応じて管理栄養士ともお話しすることができます。
▽最終面談(1回目の面談から3~6ヵ月後)
・からだの状態の確認(変化の有無など)
⇒3~6ヵ月の間で目標に向けてやってきたこと、工夫したことをお聞きし、その中で得られたものを今後に活かしていくお手伝いをさせていただきます。
「生活習慣病のリスクが高い」と言われても、自覚症状がないため普段の生活は成り立ちます。しかし、症状が現れる前にできることを少しずつすることで大きな病気を防ぐ可能性が高まります。
からだの未来を一緒になって考えていきましょう。
問い合わせ先:地域福祉課 健康づくり班 小笠原・津野
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