■川から海へのごみの流出を防ぎましょう
今年度も、市内の川で海に流れ出るごみを回収する事業(海洋ごみ対策事業)を6月から10月にかけて実施しました。
川の水量が多くなる時期に、市内の河川3カ所(下ノ川、深田川、新屋中ノ川)へネットフェンスを設置して、多くのごみを回収することができました。
今回は、回収されたごみのデータを皆さんにご紹介します。これらのごみが海へ流れ出た場合、どのようになってしまうのか、海洋生物への影響など考えていただくきっかけにしていただければと思います。
そして、皆さんそれぞれが身近なところからできる範囲でごみ拾いなどの活動を行い、きれいな街・美しい海を守っていきましょう。
◆各河川のネットフェンス設置状況
※詳細は本紙をご覧ください。
◆回収したごみの主な内容
今年の事業では、およそ1,240kgのごみを回収することが出来ました。
回収量の内訳は下記のとおりとなりました。例年通り、回収量で一番多いのは自然に発生する草や葉などでした。
しかしながら、それ以外を見てみると、家庭から出たと思われるごみや、ペットボトル、弁当容器などのプラスチックごみのほか、ビニール袋にまとめられたものなど、比較的新しいものも多く見られました。
これらのことから、正しい出し方で出されたごみが風で飛ばされたものではなく、故意にポイ捨てされたごみも多いのではないかと推測されます。
◇プラスチックごみ 54.7kg
・ペットボトル、ビニール袋、食品トレイ、お菓子の包装、発泡スチロール、タバコの吸い殻、弁当容器など
このようなプラスチックごみは、海に流れ出てしまうと、紫外線や波などによって細かく砕かれ、小さな破片となって、何十年も海中を漂います。
小さくなったプラスチックのごみは、「マイクロプラスチック」と呼ばれ、魚が餌と間違って食べてしまうなど、海洋生物に大きな影響を与えてしまいます。
◇ビン・缶 31.3kg
◇可燃物 61.7kg(段ボール、タバコの空き箱など)
◇不燃物 1.7kg(ライター、針金など)
◇草木 1,090.5kg
■ごみ分別アプリ「さんあ~る」公開中!
詳しくは市ホームページをご覧ください。
(本紙のQRコードよりアクセスできます。)
問い合わせ先:環境・ごみ対策課(清掃センター内)
【電話】42-3803
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