■みんなで拓く人権文化248 笑顔あふれるまちづくりをめざして~誰もが「人権尊重」される社会を!~
「人権」とは、「人間が人間らしく、幸せを求めて生きることのできる、生まれながらにしてもっている権利」といわれます。現在では、性別や人種、民族、年齢、国籍などに関わらず、普遍的にあらゆる人に保障されるべき基本的な権利であるとして、わが国をはじめ、世界各国の憲法や法律に取り入れられています。本市も、「一人ひとりの人権が尊重されるまちづくり」を推進しています。
「そう言われても、『人権』って、堅苦しい、難しい、よく分からない。」と思っていませんか?
大切なのは、日ごろから、「人権を尊重する」という意識をもつことです。人は、無意識の思い込みや偏見(アンコンシャス・バイアス)によって、気づかずに他の人を傷つけてしまうことがあります。これを防ぐには、日々の生活の中での「判断」、「行為・行動」のもととなる「感覚(人権感覚)」を磨くことが大切です。真摯に向き合わなければ、感覚は鈍り、意識は薄れます。
私たち市民一人ひとりが、「人権尊重のまちづくり」の担い手として、さまざまな人権課題について主体的に学び、互いに協力し合って、すべての人が安心して暮らせる「笑顔あふれるまちづくり」に取り組みましょう。
今年度も、人権課題(人権問題)について学び、考えながら、「人権感覚」を磨いていく学習の機会として、「人権学習講座」などのさまざまな取り組みを実施する予定です。ぜひ、お出かけいただき、あなたも、わたしも、「人権感覚」を磨き、「人権意識」を高めていきましょう。
◇主な講座など
・人権学習講座…境港ふれあい・ほっとアカデミー(年3回)
・人権学習地区巡回講座…境港ふれあい・ほっとミーティング(各地区)
・境港市人権ふれあいフェスティバル(12月開催予定)
・人権啓発映像作品(DVD)の無料貸し出し(随時)
・人権学習出前講座の受付(随時・少人数でも可能)
※詳しい日程、内容が決まりましたら、市報や市ホームページなどでお知らせします。
■シリーズ さかいみなと みんなと参画プラン
◇第1回(全5回)
「心豊かで活力あるみんなが参画するまち境港」の実現を!~市民意識調査(令和4年度実施)の結果から~
令和4年度に実施した「市民意識調査」によると、家庭、職場、地域、政治や行政の場、社会通念・慣習などで、「男女平等」より「男性が優遇されている(『どちらかといえば』も含む)」の回答が、10~20%以上高く、「男は仕事、女は家庭」という考え方についても、「賛成(『どちらかといえば』も含む)」の回答が、女性が14.8%、男性が23.4%あり、「性別による固定的な役割分担意識」がまだ残っているということがうかがえました。一方、「男女の協力で大切なこと」では、「男女がお互いの個性・能力を認め合い、補い合っているという認識を持つ」の回答が50.0%と高く、男女共同参画意識は、高いことがわかりました。
また、「仕事と家庭生活、子育て、介護、地域活動の両立」について、働く女性の立場からの意見が多数あり、男女共同参画社会の実現は、ますます重要性を増していることが伝わってきました。
今後、市、市民、事業者、市民活動団体、教育関係者が、それぞれの役割と責任を担い、協働して取り組むための計画として、今年度から、「さかいみなとみんなと参画プラン~第4次境港市男女共同参画推進計画~」を5カ年計画で、推進します。「境港市男女共同参画推進条例」の基本理念を踏まえつつ、性にかかわりなく誰もが共同参画をめざす「心豊かで活力あるみんなが参画するまち境港」を実現させましょう。
「さかいみなと みんなと参画プラン」については、本紙QRコードからご覧ください。
問い合わせ先:総合政策課 人権政策室
【電話】47-1102
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