岩美病院ニュース

16／30

■超音波検査について
岩美病院　検査室

◇超音波検査とは?
超音波とは、人の耳では聞くことができない高い音のことを言います。そして、音には物にぶつかると反射する性質があり、超音波検査ではこの性質を利用しています。見たいところに超音波を当てて、その反射波(エコー)を映像にすることで体の中を調べることができます。そのためエコー検査とも呼ばれています。

◇どんなところを検査するの?
腹部(肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、膀胱、前立腺など)や心臓、血管、甲状腺などを調べることができます。

◇超音波で何がわかるの?
腹部→脂肪肝、肝硬変、胆石、胆嚢ポリープ、腎結石、前立腺肥大症、各臓器の腫瘍など
心臓→心臓弁膜症、心拡大、心不全など
血管→頸動脈プラーク(脳梗塞の原因)の有無やつまり具合、静脈血栓の有無など
甲状腺→甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、腫瘍など

◇超音波検査方法、検査時間は?
検査用のゼリーを使用して、超音波を発する機械(プローブ、探触子)を当てて観察します。検査中は臓器をより観察しやすくする為に「息を吸って、吐いて、止めて」などと声かけをさせていただきますが、指示があった際はできるだけそのような呼吸の調整にご協力をお願いします。検査時間は検査の内容にもよりますが、1人15分～30分程度で検査できます。
※体の痛み、体調不良で検査に不安がある方は遠慮なくお声がけください。

◇注意事項は?
腹部を検査するときは基本的に絶食が必要です。
また、膀胱内や前立腺を詳しく観察するためにできるだけ尿を溜めていただきます。
超音波検査は痛みもなく身体にも無害であり、安心して受けていただける検査です。
生活習慣病の予防・早期発見・早期治療のためにも気になる方はぜひ、当院内科にご相談ください。

問い合せ：岩美病院　事務局
【電話】73-1421