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人権学習

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鳥取県岩美町

■大切にしてほしい、自分の名前
先日、子どもたちと一緒に書写(習字)の学習を行いました。子どもたちの前に立って指導するのは4年ぶりということもあって、その日が待ち遠しく朝からワクワクした気持ちで学校に向かいました。
3年生は「一」、4年生は「左右」という字を学習します。まずは、習字用具の位置、筆の持ち方、文字を書く時の姿勢、学習の手順などを確認して授業を進めました。とめやはらい、線の太さや長さ、文字の大きさや配列など学ぶことはたくさんありますが、学んだ事を少し意識すれば不思議とその成果ははっきりと文字に表れてくるものです。毛筆を始めたばかりの3年生にとっては、小筆を使って名前を書くのはとても難しいようです。親指、人差し指、中指で小筆を持ち、その手をぎゅっと握れば小筆がまっすぐに立ち、筆先を使ってより書きやすくなるのです。なかなかうまくいきませんが、「連続の手習いは名人を生む」と言われるように、やはり、そこは繰り返し練習あるのみです。
「いい字が書けたね。筆の運びもすばらしいよ。名前もていねいに書こうね。」と声をかけることがよくあります。そして、私は、名前の指導でとても大切にしていることがあります。それは「自分の名前を付けてくれた家族の気持ちを考えながら書く」ということです。きっと子どもたちは家族の思いを感じることで、より丁寧に字を書こうという姿勢になっていくように思います。「書は人なり」と言います。大切な自分の名前なんだなと一画一画気持ちを込めて筆を進めていけば、書に輝きがいっそう増すことでしょう。

問合せ:教育委員会事務局 人権同和対策係
【電話】73-1302

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