日吉津村教育委員会
第66号(2024年9月)
■令和6年度 人材育成交流事業『沖縄県読谷村民泊学習』
日吉津村では、郷土の未来を担う子どもたちを、文化・風土・生活習慣の異なる沖縄県読谷村に派遣しています。読谷村の人々との交流をとおして、郷土の文化や歴史に気づき、郷土への愛着を深めることにより、次世代の人材開発を図ることを目的としています。今回は、5年生2人、6年生6人の8人が沖縄県へ行きました。
○事前学習
7月上旬から、8月上旬にかけて、6回の事前学習を実施しました。班の編制、沖縄地上戦の基礎情報として、チビチリガマにおける惨劇について学びました。その後、チビチリガマに献納する千羽鶴作成や、日吉津村紹介の準備等を行いました。
○平和学習
8月9日(金)の朝7時半にヴィレステひえづを出発し、読谷村に着いたのは、午後4時でした。読谷村役場に挨拶した後、チビチリガマに向かい、千羽鶴を献納しました。1945年4月2日、このガマに避難していた住民140人のうち、83人の住民が集団自決しました。その慰霊碑には、亡くなった全員の名前と年齢が記されています。小さな子どもが多いことを知り、子どもたちは言葉を失っていました。
最終日に訪れた平和祈念資料館、ひめゆりの塔では、唯一地上戦が行われた沖縄戦についてしっかり学びました。特に、当時を振り返った体験談や、残されていた日記等をしっかり見聞きし、戦争が起こると兵士はもちろんのこと、そこに生活している人々にどのような影響が出るのか、しっかり学ぶことができました。
○長浜地区との交流
沖縄では、毎年8月下旬にエイサーの大会が開かれます。本番前の練習に参加させていただきました。最初は難しくてバラバラでしたが、2日目には揃ってきました。民泊先では、子どもたちは温かい家族に迎えられ、交流を深めることができました。離村式では、別れる前に名刺を交換したり、2日間の出来事を振り返って笑ったりして別れを惜しむ姿が見られました。
冬には、交流していた友だちが、日吉津村に来てくれるかもしれません。「いちゃりばちょーでー(一度会えば兄弟)」で迎えましょう。
■9月行事予定
10日(火)~13日(金) セカンドスクール〈小〉
14日(土) 体育祭〈中〉
16日(月) 敬老の日(祝)
17日(火) 振替休業日〈中〉
22日(日) 秋分の日(祝)
23日(月) 振替休日
27日(金) 参観日・引き渡し訓練〈小〉
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