■質問紙調査
◯基本的な生活習慣
「朝食を毎日食べる」については、6・9年生ともに肯定的な回答が多くみられました。「毎日、同じくらいの時刻に寝る・起きる」については、6年生の「同じくらいの時刻に寝る」が全国平均よりやや低い結果ではありましたが、概ね肯定的な回答が多く、ご家庭での取り組みによって、よりよい生活基盤が確立されていることが伺えます。
◯自分自身に関すること
「自分にはよいところがありますか」や「将来の夢や目標を持っていますか」といった自分自身を見つめる項目に対して、肯定的な回答が多い結果となりました。また、「自分と違う意見について考えるのは楽しいですか」の項目に対しても肯定的な回答が多く、周りの意見を柔軟に受け入れようとする姿も見られます。
◎将来の夢や目標を持っている
◯他者との関わりに関すること
「人が困っているときは、進んで助けていますか」や「いじめは、どんな理由があってもいけないことだと思いますか」「人の役に立ちたいですか」の項目すべてにおいて、肯定的な回答となりました。
また、9年生は「地域の行事に参加していますか」や「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思いますか」についても肯定的な回答をした生徒の割合が全国平均より高く、家庭、学校、地域の人々との関わりの中で、周りの人を大切にしようと思う気持ちが育っていると考えられます。
◎地域や社会をよくするために何かしてみたい
◯PC・タブレットなどの活用について
「学習の中でPC・タブレットなどのICTの機器を使うのは勉強に役に立つと思いますか」の項目において肯定的な回答となりました。また、6・9年生ともに、「これまでの授業で、PC・タブレットなどのICT機器をどの程度使用しましたか」の項目において、「ほぼ毎日」と回答した児童・生徒の割合が全国平均よりかなり高い結果となりました。
授業でのPC・タブレットなどの活用が、児童、生徒の学びにつながっていると考えられます。
◯家庭での学習時間・読書時間
「平日に学校の授業以外にどれくらいの時間勉強しますか」という項目で、「1時間以上学習する」と回答した割合は、6・9年生ともには全国平均よりも高い結果になりました。9年生については「2時間以上学習する」と回答した割合も全国平均より高い結果となりました。
また、「読書は好きですか」の項目について肯定的な回答をした6年生の割合は全国平均より高い結果となりました。9年生も学校の授業時間以外に30分以上読書すると回答した生徒の割合は全国平均より高く、6・9年生ともに読書に親しむ習慣が身についていることがわかります。
◎読書が好き
◎学校の授業以外に1日30分以上読書をする
本調査は、個々や学年による差異もあるため、この結果がすべての学年、すべての児童生徒にあてはまるものではありませんが、本町の児童生徒の学習状況や生活状況について見つめ直し、よい面は今後も伸ばし、課題については具体的な手立てを講じて改善していくことが大切です。学校での指導に活かしていきます。
ご家庭においては、引き続き、生活習慣を整えることや、家庭学習についてお子さんと一緒に話し合っていただければと思います。
学校と家庭・地域で連携し、児童生徒の成長を支えていきたいと思います。
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