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【特集】星や宇宙の魅力を発信し続ける 鳥取市さじアストロパーク オープン30周年

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鳥取県鳥取市

本市の公開天文台「鳥取市さじアストロパーク」は1994年7月にオープンし、今年で30周年を迎えました。
メインである大型望遠鏡「103センチ反射望遠鏡」をはじめ、プラネタリウム、宇宙に関する展示、さらに宿泊施設も備えた国内有数の公開天文台として、夜間観望会(天体観察会)、市内公民館での出張観察や講座など、さまざまな事業を行っています。また、佐治町民有志が立ち上げた「五しの里さじ地域協議会」の働きかけで、自然体験の一環として市内の小学生も毎年たくさん来館しています。
環境省が実施していた星がどれくらいきれいに見えるかの調査「全国星空継続観察」において、さじアストロパークは光害や大気汚染の少なさなどから何度も空の暗さが日本一と認められており、国内でトップクラスの美しい星空を見ることができます。
こうした星の観察に適した自然環境や施設が魅力となり、30年間で60万人近くの来館者がありました。また30年の間には、しし座流星群など一期一会とも言える、貴重な天文現象に巡り合うこともできました。
星や宇宙と聞くと「自分とは関係がない遠い世界」という印象がありますが、昼間の空で当たり前のように光る太陽がなければ、地球は凍りついた星となり、私たちは生きていけません。宇宙のことを知ると、地球が恵まれた奇跡の星であることを実感できます。
さじアストロパークでは、これからも満天の星に出会える貴重な環境を活用し、多くの人が地球の大切さを実感できるよう、活動を続けていきます。さまざまな30周年記念事業も行いますので、ぜひお越しください。

◆30年間の主な天文現象など
1996年03月:百武彗星観察会
1997年03月:ヘール・ボップ彗星観察会
1999年02月:発見した小惑星を「佐治」と命名
2001年11月:しし座流星群大出現
2003年08月:火星大接近
2009年通年:世界天文年
2012年5・6月:日食、金星の太陽面通過
2013年11月:アイソン彗星、消滅
2018年04月:佐治町が県星空保全地域に指定

◇30周年記念講演会
「星のかけらを持ち帰れ!はやぶさ2の大冒険」
8月18日(日)13:30〜15:30
定員:80人(要予約)
料金:無料
講師:津田雄一(つだ ゆういち)さん
(JAXA宇宙科学研究所教授・はやぶさ2拡張ミッションチーム長)
鳥取市さじアストロパーク30周年記念事業「記念講演会」

◇小惑星探査機「はやぶさ2」関連展示
9月1日(日)まで
記念講演会に合わせて、小惑星「リュウグウ」の模型や実際に着ることができる宇宙服などを展示します。

問い合わせ先:さじアストロパーク
【電話】0858-89-1011
【FAX】0858-88-0103

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