◆1 洋上風力発電計画の現状
(1)市の取組状況
これまで、本市では有用な「風」資源を活かした洋上風力発電計画の実現と産業拠点化に向けて、利害関係者や市民で構成される洋上風力発電調査研究協議会を設置し、令和4年度から洋上風力発電調査研究事業として、各種情報の収集・整理や海域の利用状況を基にしたゾーニングマップの作成など、洋上風力発電の可能性について調査・研究を行ってきました。
併せて、シンポジウムや住民説明会の開催を通して関係者や市民の皆様へ、洋上風力発電の理解促進と気運醸成に努めてきました。
今年度の調査研究事業では、洋上風力と共存共栄を目ざす漁業振興策の検討やサプライチェーン体制構築に向けた市内企業向けの勉強会開催などに取り組んでいます。
(2)鹿児島県の動き
県では、令和5年度から関係自治体(5市1町)と漁業者団体等で構成する「洋上風力発電に関する研究会」を設置し、薩摩半島西方沖にて国への情報提供※の可能性のある区域の検討を進めています。
※国への情報提供…国が洋上風力発電を推進するため、都道府県に対し候補海域の情報取集を行うこと。
次回は、洋上風力発電説明会等の実施状況についてお知らせします。
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