3月議会定例会で上野町長が表明した施政方針概要をお知らせします。
私が町政を預かりまして、任期の最終年を迎えます。町民の皆さまから頂いた信頼と負託にお応えできるよう、山積する行政課題に共に向き合い、共に考え、手を携えながら総合振興計画やマニフェストに基づき、「夢と希望のあるふるさとづくり」がさらに前進するよう行政運営に全力で傾注し、取り組んでまいります。
上野 俊市
■「ひと」ふれあう
○まちぐるみで育む、子どもの笑顔が輝くまち
・宮之城ひまわり館内に子育て世帯が集える拠点を新設
・保育料の完全無償化
・おたふくかぜ任意予防接種ワクチンの1回500円接種の実施
・柏原小学校区と薩摩小学校区に放課後児童クラブを新設
・薩摩中央高校創立20周年に合わせた高校との包括連携協定の締結、記念事業の開催
○希望に満ちて、生涯をいきいきと暮らせるまち
・介護人材の確保、定着を目的とした介護従事者の資格取得支援
・帯状疱疹(たいじょうほうしん)ワクチン接種費用の助成
・地域医療の核となる薩摩郡医師会病院の医師確保支援
○ともに認めあい、支えあうまち
・誰一人取り残さない社会の実現のための人権学習や啓発活動の実施
・外国人との交流を促進し、相互理解を深める取組を推進
○安全・安心の輪を広げるまち
・自主防災組織などが自主的に運営する届出避難所により、地域住民が自助、共助で迅速に避難できる体制づくりの支援
・浸水検知センサーによる避難誘導機能の強化
・令和7年4月の北薩3消防本部指令センターの運用開始に向けた関係消防本部との連携、施設整備の推進
・新たな消防団員の確保に努め、団員の準中型免許等の取得助成など団員の処遇改善の実施
■「まち」にぎわう
○価値ある資源が活かされるまち
・薩摩のさつまの地域ブランド確立に向けた、県内外への積極的な情報発信
・城山観光株式会社との連携協定を生かしたイベントの開催、農産物加工品の開発による農商工連携、農産物の6次産業化の推進
・全国屈指の優良子牛生産地の強みを生かした、子牛育成マニュアルによる飼養管理の徹底、適正交配の推進
・大型農業用機械やスマート農業機器の導入による省力化対策を進め、地域農業が将来に希望を持てる稼げる農業へ進展する取組の推進
・未来へつなぐ豊かな森林づくり事業などの森林資源の循環促進、町内小学校の3年生を対象とする森林環境教育の実施
・観光資源のブラッシュアップ、公民会やNPOなどのイベントへの支援
・鶴田ダムを核としたインフラツーリズムによる回遊性を促す取組の実施
・観光資源の環境整備と回遊性の創出
・転入者や町内居住の新婚世帯の民間賃貸住宅を利用する際の家賃補助拡充
・社員用住宅の建設への支援、雇用の確保と従業員の利便性向上
○さつま学の推進による人間性豊かなまち
・さつまふるさと体験塾による青少年交流活動や親子での体験活動を通じた子どもたちの郷土を愛する心の醸成
・関係機関、団体と連携した各種スポーツ大会の開催や出前講座などによる生涯スポーツの推進
・宮之城文化センターの大規模改修の実施設計
○みんなに優しく魅力あふれるまち
・自家用有償旅客運送の実証実験による、本格運用に向けた地域での新たな担い手確保対策の構築
・民間資本による賃貸住宅建設や民間賃貸住宅のリノベーション、リフォーム支援
・住宅リフォーム支援事業や危険家屋解体撤去補助事業の推進
・住宅取得への補助拡充など移住定住対策による転出の抑制、転入・定住人口の増加、地域経済の活性化
■「自然」うるおう
○豊かな自然を守り、水と緑に癒されるまち
・日特WKS公園歴史ゾーンの早期完成や公園内施設の充実化に対する国、県への要望
・再生可能エネルギー、省エネルギーに対応した住宅取得支援や電気自動車の購入支援
・地域住民や専門家で構成するホタル再生に向けた検討組織の設置
○ふるさとを見直し、資源を大切にするまち
・不法投棄防止の強化、リサイクルによる再資源化、生ごみの堆肥化を推進
・企業や農業従事者の再生可能エネルギー導入支援、町有施設の太陽光発電設備の導入についての研究
■「みんなで紡ぐ」
○語らいで育む、連携と役割を担うまち
・第3次総合振興計画の策定に向けたまちづくりワークショップやまちづくりコンテストの開催など、町民視点での政策づくり
・SDGsの理念共有、普及啓発による町全体への浸透と理解促進、町民、企業、団体、学校、地域と一体となった実践の輪の拡大
・学校跡地利活用促進制度の創設と民間事業者などへの譲渡や貸付による地域活性化拠点の創出
・ふるさと納税などによる自主財源確保対策
・町制施行20周年記念事業に向けた実行委員会設置
施政方針全文は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
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