フレイルとは、年齢とともに筋力や認知機能などの心身の活力が低下した状態のことです。予防のためには、食事、運動などの基本的な取組に加えて、人との交流の機会を持つことが大切です。体の変化にいち早く気付き、適切な対応をとることで自立した生活につながります。
■チェックしてみましょう
・意図せず半年間で2kg以上体重が減少した
・歩くスピードが遅くなった
・疲れやすくなった
・筋力(握力)が低下した
・体を動かすことが減った
当てはまる項目が多いほど、フレイルの疑いが高くなります。あなたはいくつ当てはまりましたか?
1~2つ…フレイルの前段階です。
3つ以上…フレイルの疑いがあります。注意が必要です。
■フレイル予防におすすめしたいこと
○1 食事のバランスアップ
・1日3食規則正しい食事をする。
・肉・魚・大豆製品などでたんぱく質をしっかりとる。缶詰もOK。
・食事中や入浴前後、起床後の水分補給を忘れずに。1日1.5lを目安に水を飲みましょう。
○2 お口のケア
おいしく食べるために、日常生活の中で口腔機能を鍛えて、口のメンテナンスを行いましょう。
・ひと口30回を目標にかむ。
・かみ応えのある食品をとる。
・少し長めにブクブク・ガラガラうがいをする。
・かかりつけ歯科医に相談する。
○3 適度な運動
・ウォーキングの機会を増やしましょう。
・誰かとおしゃべりしながら歩く。
・買い物をこまめにする。
・サロンやころばん体操に参加してみる。
※運動に不安や心配があるときは、かかりつけ医などに相談しましょう。
○4 外出と交流の機会を増やす
近隣同士のあいさつや会話は心の健康につながります。孤立・孤独は閉じこもりを招いてフレイルを進行させます。人との交流、助け合いが大切です。
・人と話す機会を作る。
・家族や友人に電話をかけ、日々の出来事を話す。
■長寿健診を受けましょう
健康を維持するためには、自分自身の体の状態を把握して生活習慣を振り返ることが重要です。1年に1度は健診を受診しましょう。長寿健診の対象者は75歳以上の方で、水色の受診券を送付しています。お持ちでない方は、ほけん福祉課保険係までお問い合わせください。
問合せ:ほけん福祉課 保険係
【電話】(0996)24-8932
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