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島の四季彩 ヒメオドリコソウ(シソ科)

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鹿児島県中種子町

漢字表記:姫踊子草
分布:ヨーロッパ原産で世界中に広く帰化
生育地:路傍や田畑
繁殖形態:実生
明治中期に東京で見つかり、徐々に分布域を広げていき、現在ではほぼ全国に帰化しています。日当たりがよく、肥料の効いた畑などに群生する越年草です。茎頂付近では葉が密になり、淡い赤紫色となって重なり、その葉腋から小さめの唇形花を出します。全体に細毛が密生しているため、埃をかぶっている感じがします。近縁種のオドリコソウは、やや湿気の多い半日陰などに群生することが多い多年草で、節間がやや長く、葉腋に大きめの花が着くため、目立ちます。生態や形態か違う感じの、畑や路傍でよく見られるホトケノザも同属のオドリコソウ属です。近年、園芸店では欧州原産のキバナオドリコソウやフイリオドリコソウなどが、学名の属名であるラミウムの名で販売されています。
写真・資料提供:香月茂樹さん(元薬草試験場長)

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