令和6年度の当初予算が3月定例会で可決されました。
本年度予算は、自主財源の伸びが見込まれるものの、依然として地方交付税などの依存財源に頼る状況の下に編成されました。国の動向次第では財源不足も発生する厳しい財政状況にあり、事業の選別にあたっては必要性、効果などについて十分に検証を行いながら行政改革に取り組み、義務的経費の抑制を図っていきます。また、国・県の各種施策を活用しながら、地域経済の振興や福祉・教育・環境関係などの生活基盤に必要な経費を計上しています。
■歳入
地方交付税が最も多く、全体の約36%を占め、町民の皆さまからいただく町税については、7億9千万円程を見込んでおり、全体の約10%になります。
町債(借入金)は道路や河川、港湾の整備の財源に充てるほか、消防車両の購入や、学校施設の改修などに関する費用を計上しています。そのほか、地方交付税の振替として町が借り入れる臨時財政対策債など、総額で約5億1千5百万円を計上しています。
なお、財源調整のために基金(預金)から繰り入れる額は、14億3千万円程度を予定しています。
▽歳入予算の状況〔単位=万円、( )は構成比%を表す〕
単位:金額=万円、伸び率=%
◆再編交付金
令和6年度実施予定事業(単位:万円)
■歳出
性質別経費で比較すると、人件費・公債費・扶助費の合計である義務的経費が33億1千2百万円程で、全体の約42%を占めています。
投資的経費では、町道の改修・維持整備、農地基盤の整備、種子島中央体育館や種子島こりーななどの公共施設の大規模な改修などに関する費用を計上しています。
その他の経費では、中南衛生管理組合や後期高齢者医療広域連合、種子島産婦人科医院、公立種子島病院などへの負担金や、国民健康保険や介護保険などの各特別会計への繰出金などを計上しています。
▽歳出予算の目的別内訳〔単位:万円、( )は伸び率%を表す〕
▽歳出予算の性質別内訳〔単位:万円、( )は伸び率%を表す〕
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