【毎日がんばる大切な「目」のために】
◆糖尿病網膜症」という病気を知っていますか?
目の奥には「網膜」というカメラでいえばフィルムにあたる部分で、光や色を感じ取り脳へ伝える神経の膜があります。その網膜には細い血管が網のようにはりめぐらされていて血糖値が高い状態が続くと血管が痛み、徐々に血管がつまったり、こぶができたりします。血管がつまると新しい血管ができて、この血管は出血しやすく、大きな出血につながる可能性があります。このように高血糖状態がつづいて網膜に障害が起こる病気を「糖尿病網膜症」といいます。糖尿病網膜症は糖尿病の「三大合併症」の一つです
(し)神経の障害→糖尿病性神経障害
(め)目の障害→糖尿病網膜症
(じ)腎臓の病気→糖尿病性腎症
⇒他にも心臓病・脳卒中など、死亡リスクのある動脈硬化を引き起こします。見えないところで進行し合併症に気がついた時には遅いのです。
きちんと治療すれば予防できることもわかっています
まずは早期発見からはじめよう!
糖尿病網膜症は自覚症状がなく、糖尿病が進むにつれ進行し「失明する合併症」
日本における視覚障害の原因疾患の「第3位」けっしてまれな病気ではありません!
▽チェック
・視力が落ちてきた
・虫のようなものが見える
・視界がぼやける
・ものがゆがんで見える
・黒いカーテンがかかったように見える
・目の前が暗くなったり陰りがある
※ご相談がありましたら、外来までお声かけください。
参照元:糖尿病治療の手引き 糖尿病ガイド2006~2007(日本糖尿病学会)、アステラス製薬株式会社(2021作成)サイト参照
■公立種子島病院の診療情報
注:火曜日の整形外科を受診される方は、必ず事前に電話で問い合わせをお願いします。
野田先生の診療日:13日(月)午後~17日(金)午前・27日(月)午後~31日(金)午前
※5月3日(金)は当番医
公立種子島病院 外来看護師 加納 理恵花
【電話】26-1230
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