■子宮頸がんワクチンについて
あなたのご家族(お子さんやお孫さん)など大切な方に15~27歳の女性はいらっしゃいますか?子宮頸がんワクチンを全額公費で接種できる期限が迫っています。
「まだ若いのに、がんの心配なんて必要なんだろうか?」「もうワクチンはこりごり」というご意見もあることでしょう。
しかし、若くしてがんになってしまい、命をなくしたり、子宮を摘出せざるを得なくなる人が今、日本で増加しています。毎年、約1万1千人もの女性が新たに“子宮頸がん”と診断され、約3千人が亡くなっています。乳がんよりは少ないですが、人口比で考えると種子島でも3年間で2人も亡くなってしまうような割合です。
子宮頸がんとは子宮の入り口にできるがんで、20代後半から40代に多いがんです。この原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染であることが分かっています。このウイルスは珍しいものではなく、ごくありふれたウイルスです。この感染は、世界各国でも公費で接種が行われている「シルガード9」というワクチンを接種することにより予防が可能で、がんの予防効果も証明されています。副反応に接種部位の腫れや痛みがありますが、コロナワクチンのような発熱や倦怠感が出ることは少ないです。
接種率の高いオーストラリアではすでに子宮頸がんが大きく減少し、さらにはHPVの根絶も見込まれています。しかし、日本では現在、様子見ムードのためなのか低い接種率に留まっている状態です。
接種対象者であるご本人へ、病気の恐ろしさ・健康に長生きすることの尊さをよく知っている世代の方から、まずは接種について検討してみるように提案されてはいかがでしょうか?
鹿児島県では子宮頸がん予防ワクチンの接種についての相談を受け付けています。
窓口:保健福祉部感染症対策課 感染症保健予防係
【電話】099-286-2724
受付時間:月曜日から金曜日 午前9時から午後5時(ただし、祝日・年末年始を除く)
■公立種子島病院の診療情報
火曜日の整形外科を受診される方は、必ず事前に電話で問い合わせをお願いします。
野田先生の診療日:2日(月)午後~6日(金)午前・17日(火)午前~20日(金)午前
※1日(日)は当番医
中島先生:5日(木)
藤原先生:第2・第4金曜日不在
公立種子島病院 薬局 熊谷義徳
【電話】26-1230
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