■ロコモ予防体操の取組を振り返って
伊仙町内の各小・中学校では歩健学研究室の西村千尋先生に年間を通して御指導をいただきロコモ予防体操に取り組んできました。子どもたちから寄せられた取組の感想をいくつか紹介します。
・片足立ちがグラグラしないで立てるようになった。
・最初は指が床に着かなかったけど、だんだん着くようになってきた。うれしかった。これからも継続していきたい。
・以前より体が柔らかくなった。
・体を動かすことを意識するようになった。難しいものもあったが、毎日楽しく体操ができた。
子どもたちが喜びと達成感を感じたロコモ予防体操、ロコモ予防に是非みなさんも取り組んでみませんか?
■ロコモ予防は家族で一緒に!
「成人病」が「生活習慣病」と呼び名が変わった理由のひとつに、子どもの頃の生活習慣は大人になっても残存しやすいことがあげられています。その意味でも、高齢期の健康課題と思われていたロコモティブシンドロームの予防を、若い世代から講じていく必要があります。
各小・中学校での取り組みにおける最大の特徴は、ロコモチェックを児童・生徒自身が行っていること。
生涯にわたって自分の健康状態を自分自身で判断できることを期待してのものですが、児童・生徒の中にはその効果が見て取れる感想も見受けられます。
大切なのは楽しく続けること。成果を出すためには、やはり「継続は力なり」です。
家族で一緒にロコモ予防に取り組んでみましょう。
歩健学研究室 西村千尋(元長崎県立大学 教授)
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