◆今年は献血 健康づくり 始めてみませんか
◇献血は命をつなぐボランティア
献血とは、病気やけがで輸血を必要としている人たちのために血液製剤(血液から作られる医薬品)を作る血液を、自発的に提供するボランティアのことです。
血液は人工的に作ることができず、長期保存もできません。そのため、一年を通して偏ることなく、たくさんの人の献血のご協力が必要です。
また、医療機関では輸血後副反応を抑制するため、少ない献血者から輸血を可能にする400ミリリットル献血由来の血液製剤へのニーズが高まっています。
いま日本では、少子高齢化の影響により、主に輸血を必要とする高齢者層が増加し、若い世代が減少しています。10代から30代の献血者はこの10年間で大幅に減少しており、少子高齢化が進むと血液の安定供給に支障をきたす恐れがあります。これからも患者さんに血液を安定的に届けるためには、今まで以上に若い世代からの献血が必要になります。みなさまのご理解とご協力をお願いします。
参考資料:日本赤十字社『初めて献血される方へ』
◇歯と口からはじまる健康づくり
「食べ物がかみづらい」「むせやすい」など年齢を重ねると歯や口のトラブルが起こりやすくなります。しかし、「年だから…」といって軽視は禁物です。歯や口の機能低下は健康への悪影響を招きます。
歯と口のトラブルが招く危険!
・誤嚥性肺炎
口の中が不潔になり、飲み込む機能が衰えるとだ液や飲食物とともに口の中の菌(肺炎の原因となる菌など)が気道から肺へ入って肺炎を起こします。
・脳卒中・心臓病
口の中の細菌(歯周病菌など)が増え、血液中に入り血管や脳、心臓に悪影響を及ぼします。
・低栄養状態
食べ物をかみ砕いたり飲み込んだりする力が弱まり、栄養の質が低下し、さらには十分な栄養がとれなくなります。
このようなトラブルを防ぐために次のことに気をつけましょう。
予防法(1):毎食後の歯みがき
1~2歯ずつ丁寧にみがきます。特に歯と歯の間、歯と歯ぐきの間の汚れは歯間ブラシやデンタルフロスを使うと効果的に落とせます。また舌の汚れも取ることで口の中の細菌が増えるのを防ぐことができます。
予防法(2):定期的な歯科受診
かかりつけ歯科医のもとで、歯や口の健康状態をチェックしてもらいましょう。歯石の除去のほか、入れ歯の清掃・管理、全身の状態や口の中の状態に応じた口腔ケアのアドバイスを受けられます。
歯と口の健康を保って、健康寿命をのばしましょう。
問い合わせ:保健課健康推進係
【電話】23-1311(内線1241)
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