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農政情報「農のいろは」

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鹿児島県伊佐市

◆カメムシから農作物を守ろう!
7月に入り、これから夏真っ盛り。家庭菜園で夏野菜を栽培する人もいらっしゃるのではないでしょうか。畑作で注意するものといえば、主に水やり、病気、そして害虫対策。今回は、近年大量発生している害虫「カメムシ」についてみなさんにご紹介したいと思います。
カメムシの特徴といえば、やはりあの独特な臭いでしょう。「アルデヒド」という毒性の化学物質が複数混ざったもので、仲間同士のコミュニケーションや危険を察知した際に分泌されます。刺激が強いため、狭い空間では自分の発した臭いで気絶してしまうカメムシもいるとか…。
臭いにフォーカスされがちなカメムシですが、農作物への被害も問題視されています。
カメムシが好む農作物は豆類、アブラナ科、ナス科の食物をはじめ、かぼちゃ、ピーマン、サツマイモ、ジャガイモ等、多岐にわたります。果実部分や新芽、茎葉から吸汁し、変形、腐敗、生育不良の原因になります。餌であるスギやヒノキの実が豊富にあることや、私たちの生活圏内にある空き家や耕作放棄地といった雑草が生い茂る場所に生息地を移していることが大量発生の要因とも考えられているそうです。
カメムシはいつでもどこにでも発生する可能性があります。大切に育てた農作物をカメムシ被害から守りましょう!

◇カメムシ対策
(1)捕獲
耕作面積が小規模の場合や、比較的発生が少ない場合に有効。カメムシの動きが鈍い朝夕にビニール袋等に集めて処分しましょう。

(2)防虫ネットや寒冷紗
カメムシを物理的に近づけなくする対策。網目が小さいものを選び隙間ができないように張りましょう。

(3)コンパニオンプランツの活用
カメムシを寄せ付けにくい植物(ニラ、ニンニク、バジル、ミントなど)を一緒に植える「コンパニオンプランツ」を活用するのも効果的です。
※ミントは繁殖力が強く直接地植えすると繁茂して管理が大変ですのでプランターでの栽培がおすすめです。

問い合わせ:農政課農業政策係
【電話】内線2247

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