令和3年度から、GIGAスクールによる一人一台端末を本格的に活用した教育が始まった垂水市。ここでは、市民の皆様に、GIGAスクールはどういったものなのか解説するとともに、各校の取組みを紹介することで、GIGAスクール構想を基にした教育に親しみを持っていただければと思います。
■ICT機器を日常的に活用し、情報活用能力等を高める先進的な取組
初夏の風が心地よい季節となりました。市内各小・中学校では、子どもたちがいきいきと授業に参加し、友達と学び、高め合う姿が見られます。これらの授業では、子どもたちが、文房具の一つとしてタブレット端末を日常的に活用し、多様な情報を収集したり、自分の考えをまとめ、友達と考えを共有したりしており、学び方を身に付け、力を付けていく垂水らしい教育が浸透しています。
5月号で紹介したとおり、今年度は「交流と発信」をテーマにし、情報活用能力等を更に高めるために、以下の「GIGAスクールのまち垂水」らしい先進的な取組がスタートしました。
◆垂水の先進的な取組
○子どもたちの情報活用能力等を高める取組
・5月13日に垂水小と新城小の「遠隔合同授業」を実施
・6月1日に「ICTジュニアリーダー育成講座」開講
(詳細は各小学校から配布されたチラシでご確認ください。)
○先生たちの情報活用能力等を高める取組
・4月30日に全職員を対象に「GIGA研修会」を実施
・今年度も「リーディングDXスクール事業」の採択決定
(ICT機器を活用して授業と業務の改善を推進します。)
本号から、各小・中学校の取組も紹介
◆新1年生もタブレット端末を使って学習しています
思ったときに、思ったように使える文房具としてのタブレット端末。柊原小学校では、4月に入学した新1年生も早速タブレット端末に触れ、学習や生活の場面で活用しています。入学式の翌週、初めてタブレット端末を使いました。はじめに覚えることは、パスワードの入力方法です。大文字と小文字の打ち分けや数字の入力など、一人一人が異なる操作を行います。はじめはうまくいきませんが、楽しみながら、何度もチャレンジして成功。その後、「スクールライフノート」アプリ(心と学びの記録、振り返り支援システム)を使って、今日の心の天気を選び、入力しました。数日後にはすっかり慣れ、一人でパスワードを入力し起動させ、心の天気を入力できるようになりました。次はデジタルノートを使ってみました。「ロイロノート」アプリで作ったノートに、写真を撮って貼り付けます。上手に写真を撮って、お気に入りの1枚を保存できました。絵や図を描いたり、文字を入力したりと、これからも様々な使い方を覚え、知りたいと思ったことを詳しく調べたり、自分の思いや考えを伝えたりできるようになっていくなど、学びを楽しんでいます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>