令和3年度から、GIGAスクールによる一人一台端末を本格的に活用した教育が始まった垂水市。ここでは、市民の皆様に、GIGAスクールはどういったものなのか解説するとともに、各校の取組みを紹介することで、GIGAスクール構想を基にした教育に親しみを持っていただければと思います。
■リーディングDXスクール事業
文部科学省指定校として、昨年度に引き続き、垂水小学校と垂水中央中学校が指定されました。
全国256校の指定校のうちの2校として、7月3日(水)には垂水中央中学校で、7月4日(木)には垂水小学校でそれぞれ道徳科や算数科の公開授業が予定されています。
■ICTジュニアリーダー育成講座スタート!
1人1台配布されているICT端末を含め、様々なテクノロジーの担い手となってほしいという願いと、この講座で学んだことを基にして、各学校では学びのリーダーとして、よりよい活用方法を広げてほしいという思いをこめて、本年度から新たに開講しました。
6月1日に開講式が行われ、児童生徒および保護者20人が参加しました。参加者からは「タイピングに挑戦して楽しかったです。次回のメタバース体験がとても楽しみです」など講座内容に期待する感想が寄せられました。今後、仮想空間(メタバース)体験やプログラミング、プレゼンテーション作成および発表を行っていく予定です。
[各小・中学校の取組も紹介]
■メディアと生活とのすてきなバランスで、心も体も健康に(協和小学校)
今年度PTAと連携してメディアコントロールと規則正しい生活習慣づくりに取り組んでいます。5月の学校保健委員会では、全校児童と保護者の皆さんに「睡眠」について睡眠健康指導士の方から講話を頂きました。あわせて親子へ睡眠に関するアンケートも行いました。
・お家の人に早く寝るように言われていますか。「いつも、時々」と回答した児童 76.2%
・お子さんに早く寝るように言うことがありますか。「いつも、時々」と回答した保護者 91.7%
アンケート結果から「適切な睡眠時間の確保」が課題であることが分かりました。夏休みには、親子で睡眠の記録カードに取り組み、規則正しい生活習慣の定着を図っていきます。
他にも、6年生は国語「デジタル機器と私たち」という学習で、よりよくデジタル機器と付き合うためにテーマを自ら選択し、提案する内容をまとめる活動に取り組んでいます。また、家庭で選択したテーマについて調べ、授業ではガイド役の児童がデジタルノートを操作してみんなの意見をまとめ、大型モニターで提示しながら授業を進める「予習型反転学習」にも取り組んでいるところです。
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