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令和6年度施政方針〔3〕健康・妊娠・子育て・教育の希望をかなえる (2)-1

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鹿児島県天城町

(2)将来の天城町を託せる人材の教育
教育文化の町づくりにつきましては、今後5年間を見据えた「天城町教育大綱」に基づき、「ユイの心」と「郷土愛」を持ち、世界雄飛と島担う人づくりを基本目標として、将来の天城町を託せる人材育成を引き続き図ってまいります。

学校教育につきましては、人権尊重の理念を基盤とした、一人ひとりの児童生徒を大切にする教育を実践してまいります。また、確かな学力を身に付けさせるために、児童生徒主体の授業実践に取り組むとともに、タブレット端末等のICT機器の積極的な活用を推進してまいります。さらに、一人ひとりの児童生徒のニーズに応じた個別最適な学びや、互いに学び合い、練り合い、高め合う協働的な学びのある授業が展開できるように努めてまいります。
また、信頼され、地域とともにある学校づくりを推進するために、令和7年度より全ての小・中学校において、学校運営協議会制度、いわゆるコミュニティ・スクールの導入を計画致しております。新年度は、その準備を進めてまいります。
さらに、西阿木名小中学校の義務教育学校への移行に向けた研究・準備を、学校や地域住民と協議・協働しながら進めてまいります。

デジタル教科書の導入により、児童生徒の学習への興味関心を高めるとともに、教材研究や授業準備の負担軽減を図るなど、教職員の働き方改革についても進めてまいります。また、昨年度から国や県の基準により配置している教員業務支援員(スクール・サポート・スタッフ)の活用を継続し、教職員がゆとりをもち児童生徒への直接的な指導に注力できるよう支援してまいります。また、教職員の資質向上を図るため、教育講演会の開催や研修機会の確保など、更なる教育活動の充実を推進してまいります。

生徒指導につきましては、心の教育相談員やスクールソーシャルワーカーの配置を継続し、臨床心理士などの専門家によるスクールカウンセリングを定期的に行ってまいります。

特別支援教育につきましては、公認心理師による知能検査の実施や相談体制の更なる充実に努めてまいります。また、BandG海洋センター等の施設を利用した体験活動の充実にも努めながら、引き続き学校間の交流を深めてまいります。

「われんきゃグローバルプロジェクト」につきましては、児童生徒の基礎学力の定着及び学習意欲の向上と保護者の経済的負担の軽減を図るために行っている、漢字検定、算数・数学検定、英語検定の「学力向上検定補助事業」の対象者を、小学校3年生以上から小学校1年生以上に広げて実施してまいります。また、新型コロナウイルス感染症の影響により実施できずにおりました、中学生を対象とした海外派遣事業につきましては、新年度は10月にアメリカ・カリフォルニア州へ、中学生4名の派遣を計画しております。

英語教育につきましては、「天城町英語教育推進プラン」に基づき、小学生や中学生を対象にしたALTの計画的な学校への訪問や、より早い段階から英語に親しんでもらえるよう、英語に堪能な町内在住の方を外国語活動指導者として招聘し、幼稚園・保育所への派遣、さらには各種イベントでの英語体験などにより、英語に親しむ機会の拡充を図ってまいります。特に中学校では、英語の授業において、令和5年度途中から導入している英語ツール「English 4skills」を活用し、話す・書く・聞く・読むの、四技能のトレーニングや英語の検定試験対策等、個別最適な学習で英語力の向上へと繋げてまいります。

郷土教育につきましては、引き続き世界自然遺産学習「あまぎ学」を通じて自然や文化・伝統に関心をもち、ふるさと天城に愛着や誇りをもつ児童生徒の育成と自然環境等の世界的な価値に関する学びを行います。また、校区・集落の様々な地域の宝を児童が調べ、その良さや魅力を発信する「われんきゃガイド」の活動を更に推進してまいります。健康で心豊かな子どもの育成の推進につきましては、海ごみと絵の具を活用したアート作品作りなどのアートワークショップを実施し、自由な表現活動を楽しみながら、心身ともに健康な児童生徒の育成に努めてまいります。さらに、山海留学制度の継続的な実施により、学校や地域の活性化に繋げてまいります。

学校給食につきましては、先程、食育・地産地消のところでも申し上げましたが、新年度は、学校給食における地産地消の推進を図るための協議会を設置することとしております。未来ある児童生徒達のために地場産品を積極的に活用し、地域の自然や文化、農業に関する理解を深めるとともに、生産者の努力や食に対する感謝の気持ち、ふるさとへの誇りを育んでまいります。

給食センター建設につきましては、新年度は、用地測量、地質調査、実施設計などを行ってまいります。令和8年度中の完成を目指し、一日でも早く運用開始ができるよう計画を進めてまいります。

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