このページでは1万円未満の金額を四捨五入して表記しています。詳しい数値は、町ホームページで公開しているほか、役場本庁または各出張所でご覧いただけます。
決算は皆さんが納付された税金、国や県からの補助金・交付金などがいくら入ってきて、どのように使ったかを明らかにするとともに、町の1年間のあゆみ・記録となるものです。
令和4年度は、歳入総額146億2163万円(前年度比6.7%増)、歳出総額139億5385万円(前年度比10.6%増)となりました。
歳入の増加要因は、令和4年度から5年度にいくつかの事業を繰越したことで町債(2億5410万円減)は減少しましたが、屋久島と口永良部島間の海底光ケーブル整備などに伴う国庫支出金(9億6430万円増)や、繰越金(1億8586万円増)の増加などによるものです。
歳出の増加要因は、前述の海底光ケーブル整備事業(総務費)などによる普通建設事業費(16億3100万円増)によるものです。
経常収支比率は前年度比3.6ポイント増加して87.0%となりました。適正とされる範囲にあるものの、比率の増加が予想されることから注視する必要があります。限りある貴重な財源が確実に町政の発展へとつながるよう、適切な財政運営に努めていく必要があります。
■経常収支比率とは?
町が自由に使えるお金のうち、人件費、借金返済に充てる公債費、医療費や生活支援のための経費である扶助費など、支出が避けられない必要な経費が占める割合です。その値が低いほど、政策的に使えるお金が多いことを示し、目安として70~80%台が「適正」、90%以上は「硬直化している」とされています。
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