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自治体の皆さまへ

まちからのお知らせー生活環境課ー

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鹿児島県屋久島町

■9月20日から26日は動物愛護週間です
「動物愛護週間」は、動物の愛護及び管理に関する法律に基づき、国民の間に広く動物の愛護と適正な飼育についての理解と関心を深めていただくための週間です。
ペットは私たちの生活にやすらぎを与えてくれる、かけがえのない存在です。また、ペットからみても、生きていくうえで飼い主が唯一のよりどころとなっています。ペットをかわいがるだけでなく、正しく最後まで責任を持って飼い続ける覚悟を持ち、命の大切さについて考えてみましょう。

▽飼い主がペットのためにできること
動物を飼うということは、動物の命を預かることです。飼い主には、動物が健康で快適に暮らせるように、動物の命が終わるまで適切に飼う(終生飼育)とともに、社会や近隣に迷惑を及ぼさないようにする責任があります。人と動物の共生する社会の実現には、飼い主のモラルとマナーが重要です。

(1)動物の習性等を正しく理解し、最期まで責任をもって飼うこと
動物はその種類に応じた生理、生態、習性をもつ、人とは違う生き物です。飼い始める前から正しい飼い方などの知識をもち、動物の種類に応じた適切な飼い方をして、健康と安全に気を配り、動物がその命を終えるまで責任をもって飼いましょう。

(2)危害や迷惑の発生を防止すること
排せつ物による悪臭や毛、羽毛などの飛散で近隣の生活環境を悪化させたり、公共の場所を汚したりしないようにしましょう。また、動物の種類に応じた適切なしつけや訓練をして、人に危害を加えたり、鳴き声などの騒音で近隣に迷惑をかけたりすることがないようにしましょう。

(3)災害に備えること
災害時に、飼っている動物の命を守ることができるのは飼い主です。飼っている動物用の水、餌等を備蓄するとともに、日頃から動物を伴った避難訓練をすることや、ケージやキャリーバックになれさせておくなど、災害時の事を考えた準備をしておきましょう。

(4)むやみに数を増やしたり繁殖させたりしないこと
動物の数をむやみに増やしたり、繁殖させたりすると、一頭一頭の動物を適正に飼えなくなることがあります。動物にかけられる手間や時間、資金には限りがあります。しっかりとした管理ができる数を超えないようにしましょう。不幸な命が生まれないように,生まれてくる全ての命に責任が持てないのであれば、不妊去勢手術などで繁殖を制限しましょう。

(5)動物による感染症の知識を持つこと
人と動物の双方に感染する病気(人獣共通感染症・ズーノーシス)には多くの怖い病気があります。正しい知識を持ち、動物との過度な接触は控え、放し飼いをしないなど適切な対応を行って自分や他人への感染を防ぎましょう。

(6)動物が逃げたり迷子になったりしないようにすること
飼っている動物が逃げたり迷子になったりすると、その動物が危険にさらされるだけでなく、周りの人に危害を与えたり、生態系や農作物に悪影響を及ぼしたりすることがあります。地震などの災害のことも考えて、逃げ出したり迷子にしたりしないための対策をとりましょう。

(7)所有者を明らかにすること
迷子や災害で逃げ出した動物の飼い主探しを容易にし、盗難に備えるためにマイクロチップや迷子札などの標識をつけましょう。

▽多頭飼育の問題
動物を増やしすぎてきちんと世話ができなくなることによって起きる様々な問題を「多頭飼育問題」といいます。
多頭飼育は、動物を不健康にするだけではなく、飼い主の健康や生活環境を損ない、悪臭や衛生問題といった近隣への迷惑をもたらす、人と地域の問題でもあります。背景には生活困窮や社会的な孤立等があり、社会福祉的支援を必要とする飼い主も多くいます。また、再発リスクが非常に高く、根本的な解決のためには飼い主に継続的に働きかける必要があります。関係者が連携して「人の問題」と「動物の問題」の両方に対し、地域で見守ることが大切です。

動物の飼育などに関することは、役場生活環境課生活衛生係【電話】43-5900または屋久島保健所【電話】46-2024にお問い合わせください。

問合せ:生活衛生係

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