地域とともに 創立150周年

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令和5年は志布志市内の小学校6校が創立150周年を迎え、各校がそれぞれに趣向を凝らし、準備を重ねて地域とともに、この節目を盛大に祝いました。
「なぜ150周年を迎える学校がこんなにも多いのか」、このような疑問を持った方も多いのではないかと思います。この答えは、151年前の明治5年にあります。明治5年、「学制」が公布され、日本で初めて近代学校が作られました。それまで身分ごとに行われていた教育が、「学制」の公布により、「全員が小学校に入学し、同じ水準の教育を受ける」こととなりました。
明治5年から全国で一斉に小学校創設の動きがスタートしたことで、翌年の明治6年に開校し、令和5年に150年を迎える学校が多くなっています。令和6年、令和7年にも創立150周年を迎える学校が控えています。これまでの歩みを学び、これからの未来を考える大切な節目となります。

■潤ケ野小学校
11月11日、潤ケ野小学校にて創立150周年記念式典が開催されました。会場には、150周年を記念して親子で制作した焼き板など子どもたちの作品が並び、記念講演では、卒業生の新地浩之氏(鹿児島大学大学院理工学研究科研究准教授)が、「潤ケ野から世界へ」と子どもたちにメッセージを送りました。

■森山小学校
11月11日、森山小学校にて創立150周年を祝う会が開催されました。式典では、全校児童による太鼓演奏の披露があり、多くの地域住民が集まった会場は拍手に包まれました。校庭では、飲食・雑貨ブースなどが集って、森山マルシェを開催。小学校を中心に地域全体が活気に満ちた1日となりました。

■泰野小学校
11月25日、やっちくふれあいセンターにて創立150周年記念式典が開催されました。式典では、全校児童が1人ずつ壇上で将来の夢の発表し、5・6年生による学校の歴史を振り返る劇などが披露されました。会場では、卒業生の綾小路きみまろさんからのビデオメッセージも上映されました。

■山重小学校
12月9日、山重小学校にて創立150周年記念式典が開催されました。「つなごう未来へ150年の絆」をテーマに、記念誌作成や記念講演会、記念碑建立など多くの事業を実施。式典では、棒踊りの披露や児童全員へのメダル授与を行い、フィナーレには参加者全員で校庭にて風船飛ばしが行われました。

■蓬原小学校
蓬原小学校の創立150周年を祝して、令和5年度に実施するさまざまな学校行事や地域行事が「創立150周年記念事業」として実施されました。地域コミュニティと一体となり、ふつはらまつりでの演奏発表や運動会での空撮写真撮影などを展開し、年間を通して節目の年を盛り上げました。

■原田小学校
原田小学校では、11月11日に地域の方々と一緒に、150周年を祝って餅つきが行われました。11月11日は、実際に原田小学校で初めて授業が行われた日とのことで、記念日を地域全体で祝っていました。また、地域の和太鼓クラブ、原田和太鼓童「翔」による迫力ある演奏も披露されました。