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シリーズ高血圧(5) ストップ!「肥満」~生活リズムの乱れが影響します~

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鹿児島県 薩摩川内市

本市では、脳卒中や心臓病の一つである心筋梗塞の死亡率が全国、県と比較して高い現状です。これらの主な原因の一つが「高血圧」です。
今回は、「肥満につながる生活リズムの乱れと高血圧」をテーマにお伝えしていきます。

■薩摩川内市は「メタボ」が多い?
下記の図の通り、本市ではメタボリックシンドロームの該当者が、予備群も含め、令和3年度は男女共に県と比較しても高くなっています。メタボリックシンドロームは内臓脂肪が蓄積している状態で、高血圧をはじめとした生活習慣病に深く関係しています。

■生活リズムの乱れによる睡眠不足と肥満の関係性
睡眠不足が食事・運動・睡眠などの生活習慣にどのように影響しているか、下記の図で見てみましょう。
睡眠不足が続くと、体の中の調節機能が崩れ食欲増進ホルモンが増えて過食となったり、スマートフォンなどの長時間利用により覚醒時間が長くなった結果、摂食機会が増えエネルギーを過剰に摂取する場合があります。
また、疲労がたまり運動量が減少することで、肥満につながると考えられています。

※詳しくは本紙をご覧ください。

■肥満を防ぐには幼少期の生活リズムが大切
幼児期肥満の25%、学童期肥満の40%、思春期肥満の70~80%は成人肥満に移行するといわれています。子どもの肥満は大人の肥満につながっているのです。

幼児期は食事・運動・睡眠などさまざまな生活習慣が形成され身に付く時期です。周りにいる大人の生活習慣が子どもの生活習慣にも大きく影響します。そのため、子どもの日々の生活リズムを整えることが、将来の高血圧を含む生活習慣病を防ぐ重要なポイントになります。

▼生活リズムを整えるには
○食事
・1日3食しっかり食べる
・よく噛む習慣をつける
・バランスの良い献立にする
・おやつの食べ方に気を付ける

○運動
・1日60分以上の身体活動をする

○睡眠
・早寝早起きをする
・決まった時間に布団に入り、決まった時間に起きるようにする
・テレビやゲーム、スマートフォンの利用は時間を決める

■親子で生活リズムを整えよう
肥満の予防には生活リズムを整えることが大切です。生活習慣病の予防のため、そして子どもの未来の健康のために家族でできることから取り組んでいきましょう。

日々の生活習慣が高血圧予防につながります。高血圧を予防し、健康な体をつくっていきましょう。
健康について個別で相談を行っています。お気軽にご相談ください。

問合先:市民健康課健康増進第1G(すこやかふれあいプラザ内)
【電話】22-8811

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