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まちの家計簿「霧島市の財政事情を公表します」(1)

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鹿児島県霧島市

■市民一人当たりに使ったお金は
歳出決算額…732億7,013万円÷令和6年1月1日現在の人口…123,980人
=59万983円でした。

皆さんは給料などの入ってくるお金と、食費・光熱水費・教育費などの出ていくお金を計算しながら家計をやりくりしていると思います。
霧島市では、1年間にいくらお金が入ってくるか(歳入)と、どの仕事にいくらお金を使うか(歳出)を見積もり、計画を立てて運営しています。このようなお金の計画を見積もったものを「予算」、予算に基づいてやりくりした結果を「決算」といいます。市では条例に基づき毎年11月、前年度決算と現年度の財政事情を公表しています。

令和5年度の一般会計の決算は、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金事業の実施や給食公会計化の開始、国民体育大会関係などにより、歳入が前年度に対して6.2%増の総額775億8891万円、歳出が前年度に対して7.3%増の総額732億7013万円となりました。
歳入から歳出を差し引いた形式収支は43億1878万円の黒字、さらに翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支(決算剰余)は32億7532万円の黒字となりました。
決算剰余金は法令に基づき、翌年度以降に積み立てなどを行うほか、各種事業の財源として活用します。
一般会計で管理する財産には土地・建物のほか、貯金に当たる「基金」があります。
年度間の財源調整や特定の目的のための資金として積み立てています。年度間の財源調整には、借金である「市債」を発行する方法もあります。長期間利用する施設建設のため、次世代にも費用を負担してもらうような場合に有効な手段で、後の返済が大きな負担とならないよう計画的な発行に努めており、合併以降は残高が減少しています。

■令和5年度一般会計の決算

◇用語説明(歳入)
市税:市民税や固定資産税など市に納められた税金
国庫支出金:市が行う特定の事業に対して、国から交付されたお金
地方交付税:地方公共団体が等しく行政サービスを提供できるよう、一定の基準により国から自治体に配分された税金
県支出金:市が行う特定の事業に対して、県から交付されたお金
繰越金:前年度から繰り越されたお金
繰入金:基金(市の貯金)や特別会計などから繰り入れられたお金
市債:市が行う公共事業などの財源として、財政負担の平準化および世代間の負担の公平などを図るため、国などから借りたお金
その他:地方消費税交付金、使用料及び手数料、諸収入、地方譲与税、分担金及び負担金、財産収入、寄附金として納められたお金など

◇用語説明(歳出)
民生費:高齢者や障がい者、児童の福祉推進などに使われたお金
総務費:総務人事管理、財産管理、企画調整、地域振興、税務事務などに使われたお金
教育費:公立学校の管理運営や施設整備、生涯学習の推進などに使われたお金
公債費:これまでに公共事業などの財源として借り入れた借金(市債)の返済に使われたお金
衛生費:ごみ、し尿の処理や健康増進事業などに使われたお金
土木費:道路や公園、公営住宅などの整備に使われたお金
農林水産業費:農業、林業、畜産業、水産業などの振興に使われたお金
その他:消防費、災害復旧費、議会費、労働費、商工費、公営企業会計への支出金に使われたお金

◎財産の状況(令和6年3月31日現在)

◎市債残高の推移(令和5年度末現在)

※平成30年度までは下水道分を含む。(企業会計を除く)

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