霧島山と錦江湾の魅力再発見「霧島ジオパークの旅」vol.07

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〜山で幸せ、海で幸せ〜

日本で最初の国立公園・霧島錦江湾国立公園がある霧島市。市内全域の自然や文化などは霧島ジオパークとして、日本ジオパークに認定されています。霧島山や錦江湾をはじめとする、魅力あふれるスポットを紹介します。

■海の国立公園
内湾では日本で唯一、水深200m以上の深海を持つ錦江湾。霧島市に接する海域が平成24年に国立公園に編入され、私たちの身近な海はさらに魅力を高めました。

錦江湾奥に広がる穏やかな海。今回は隼人新港を発着する錦江湾クルーズ船の船長・岩村義昭さんに、船上から見る美しい景色や海底に潜む魅力などについて聞きました。

錦江湾クルーズ船長
岩村　義昭さん
「海でしか見られない景色があります。」

錦江湾奥の特徴といえば、穏やかな海。海抜0mから望む桜島や霧島山の美しい景色だけでなく、海底にも魅力とロマンが広がっています。
平成24年の見直しで国立公園区域に編入された錦江湾奥部。約2万9千年前の大噴火でできた姶良カルデラは、日本屈指の海上カルデラです。その北東部に位置する若尊(わかみこ)カルデラは水深約200mの平坦な地形で、最大水深は206m。外洋の影響を受けにくい環境を生かし、海上自衛隊が保有する潜水艦の音響測定なども行われています。福山港の沖合約3kmには海底火山・若尊海山があり、水深約80mの山頂付近からは火山性ガスが噴出。泡となって海面に浮上する現象は世界でも珍しく、地元の漁師は「たぎり」と呼んでいます。この付近にはレアメタルを含む鉱物や希少生物・サツマハオリムシの生息地があるなど、豊かな自然が今も残っています。
普段何げなく眺めている錦江湾。その水面下に潜む未知の世界に、思いをはせてみませんか。

※「コース紹介」の詳細は本紙PDF版12ページをご覧ください。

問合せ：錦江湾クルーズ
【電話】80-3182-3248