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きらめくまちビト×田村悦子

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北海道名寄市

名寄本読み聞かせ会に所属し、幼児・児童への読み聞かせについて積極的に活動している田村悦子さん。毎月第2土曜日に市立名寄図書館で開催している「土曜読書会」を始めるきっかけにもなった田村さんに、読み聞かせのコツなどについてインタビューしました。

◆絵本は一生楽しめるもの。想像力豊かに、自分の世界を持って楽しんで。
◇読み聞かせを始めたきっかけは
私が本の好きな家庭で育ったので、子どもが生まれてすぐに絵本の読み聞かせを始めました。名寄本読み聞かせ会に入ったのは36歳の時で、息子が小学校を卒業し、少し自分の時間が持てると思ったので入会し、それから現在まで活動に参加しています。

◇読み聞かせの活動で嬉しかったことややりがいを感じるときは
幼稚園や小学校に読み聞かせに行くと、「あ!読み聞かせのおばさんだ!」と声をかけてくれて嬉しいです。やりがいは、選んだ本に聞き手の人が共感してくれて、絵本を通じて良いコミュニケーションが取れたときに「この本を読んでよかった」と感じます。

◇読み聞かせの活動で難しいと感じるときは
絵本の出版点数が近年とても多く、どの本を読むか選ぶのがとても難しいです。読み手と聞き手の求めるものに差があるので、どちらに合わせるのか迷います。

◇すぐにできる、読み聞かせのコツは
まず自分の好きな本を選んでください。そして2、3回読む練習をすると、自分がその本のどの部分が好きで、伝えたい部分がどこなのか分かります。伝えたい部分を自分のものにすると意外と上手に読めます。技術や声はあまり関係なく、伝えたい部分を自分で理解すると、子どもたちには伝わります。

◇子どもたちや親に伝えたいことは
子どもたちには、自分で本が読めるようになったら、好きなジャンルの本を一生懸命読んで欲しいです。本に限らず、ひとつのことに集中できたり、自分の世界を持つことはすごくいいことです。親には、子どもが好きな本を図書館で何度も借りようとするのを妨げないで、読むように仕向けてほしいです。また、絵本は漢字の勉強のために使うのではなく、想像力を豊かにするために読んで欲しいと思います。本は心の栄養のひとつです。その栄養はなくても子どもは育ちますが、本があると心が豊かになります。

◇これからの目標は
現在は保健センターのお父さんお母さん教室、保育所、幼稚園、小学校、中学校、老人クラブで、0歳から100歳に向けて読み聞かせをしていますが、中学校や高校は機会が少ないので、もっと充実させたいです。本は目が見えなくなっても点字で読めますし、手足が不自由になっても一生楽しめるものだと思います。でも一生楽しむためには想像力を身に付けていないといけません。そのためにはやはり子どもの頃から絵本に触れることが大切です。
それと、中高生に児童文学の素晴らしさを伝えたいです。以前、中高生を対象とした読書会を立ち上げようとしましたが参加者が集まらず、図書館の職員に相談したところ、対象者を限定しないビブリオトーク形式の読書会を提案され、現在土曜読書会が月1回開催されています。そこに中高生に参加してもらい、児童文学から、世界に希望があることを学び、他人を排除するという意味ではなく、独りでも豊かに生きていける力を付けて欲しいと思います。

◆Profile
田村悦子(たむらえつこ)
昭和22年1月北見市生まれ。読書のほかにガーデニングやクラシック音楽を聴くのが趣味。好きな本は『ビラヴド』(トニ・モリスン著)、『虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)』(宮沢賢治(みやざわけんじ)著)。働く世代へは写真集や詩集など短い時間で読める本がおススメ。

きらめくまちビト…名寄市内で活躍する市民などの紹介を通して、地域の魅力を発信します。

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