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自治体の皆さまへ

誇りと活力あふれる夢(まち)づくりを目指す(1)

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北海道弟子屈町

令和6年度町政執行方針
町長 德永哲雄

令和6年第1回町議会定例会が3月4日から7日まで開かれ、令和6年度予算案などが審議されました。
德永町長が行った町政執行方針と、岩原教育長の教育行政方針の概要をお知らせします。

■未来を拓く再生 弟子屈町が変わる
本年は私が町政をお預かりして6期24年目の集大成の年となります。残された任期もわずかとなりますが、引き続き町政を前へ進めますので、よろしくお願い申し上げます。
令和4年度からスタートした第6次弟子屈町総合計画は3年目となり、4年間の前期実行計画としては折り返しを迎えることになります。町民すべての皆さまが「豊かさ」や「幸せ」を感じることができる町となるよう、将来にわたり持続可能なまちづくりを推進します。
昨年5月には新型コロナウイルス感染症が5類へ移行し、様々な制限が解除されました。感染者数の増減はあるものの、社会生活は日に日に正常化しつつあります。一方では、世界的な物価高騰や円安も続いており、依然として厳しい情勢ではありますが、回復の兆しが見え始めた経済活動がより活発になるよう取り組みを進めます。
その中でも基幹産業である農業と観光については、地域全体で守りつつ、より発展、成長するよう関係機関とも連携を図りながら取り組みを進めます。とりわけ中心市街地再構築や川湯温泉街の再生、アイヌ文化振興などは、引き続き最重点事業として進めます。加えて、「てしかがゼロカーボンシティ」を実現するため、再生可能エネルギーなどの活用や弟子屈町温暖化対策実行計画を着実に進めます。また、環境省が進める脱炭素先行地域の指定を目指し、環境保全に向けた町独自の施策を推進します。
これらの取り組みを進めるうえで、担い手不足も大きな課題となっています。業種を問わず全国的な問題ではありますが、当町としてもいち早く対策を講じなければならないと考えています。さらには子どもから高齢者まで全ての世代が安心、安全に生活を送れるよう町民サービスの向上、充実に努め、高齢者や子育て支援、移住促進など、人口減少対策を継続します。
特にこれからの弟子屈町を担う子どもたちには、地域で活躍できる人材として成長していただき、一度まちを離れたとしても、「このまちに戻りたい」、「このまちで夢を実現したい」と思っていただけるようなまちづくりを進めてまいります。
※(新)は新規事業となります。

■[環]人と自然が共生する夢(まち)づくり
▽環境保全の推進
・「弟子屈町ゼロカーボンシティ宣言」、「弟子屈町温暖化対策実行計画」の実践。
・中心市街地複合施設の建設に合わせたバイナリー発電設備整備。
・地熱資源開発事業を行っている湯沼アトサヌプリ地区で掘削した340℃を超える井戸の発電事業など今後の方針を検討。

▽生活環境の充実と向上
・(新)老朽化した消防救急デジタル無線基地局、屈斜路地区消防団の水槽付ポンプ自動車を更新。
・全国的に多発している高齢者を狙った詐欺や町内での交通死亡事故対策、地域の防犯対策や消費生活の安全を確保。
・(新)人口減少や少子高齢化による墓や納骨堂の継承管理が困難な方のため、「合葬墓」を建設。

▽環境と共生する基盤の整備
・中心市街地再構築事業として、中心市街地地域交流拠点複合施設の実施設計と着工。
・エリアリノベーションとして、中心市街地の賑わいを取り戻すため「未来ビジョン」を策定。
・弟子屈原野9線および奥春別西10号三笠線防雪柵新設工事を継続。
・(新)橋梁長寿命化計画に基づく屈斜路地区の美登里橋、仁多地区の福田橋の改修工事を実施。
・住宅環境充実のため、緑団地2棟8戸を建設。
・民間住宅の新築・リフォーム支援として、住宅建設促進事業および民間賃貸住宅の建設・リフォームなどに対する支援を継続。
・活用できる空き家の調査を継続、空き家バンクなどの活用を推進。
・上水道事業、農業用水道について、管路の耐震化を継続。
・温泉事業について、バイナリー発電設備と連携した配湯所の整備、弟子屈小学校の温泉暖房稼働など、温泉熱の活用を推進。
・下水道事業について、耐用年数を経過し老朽化した弟子屈浄化センターおよび汚水中継ポンプ所の機械電気設備の更新、安定した汚水処理の推進。
・下水道計画区域を除く地域での合併処理浄化槽設置費用の一部助成を継続。
・(新)地方公営企業法の適用による、下水道事業会計の企業会計化。

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