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特集 社会福祉法人江差福祉会(あすなろ福祉会)~障がい者と地域をつなぐ~

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北海道知内町

江差福祉会は、平成元年に設立され、障がい者の自立した日常生活をサポートし、就労支援を通して障がい者に必要な訓練や福祉サービスなどを提供することを目的に発足しました。
同法人は、これまで江差町などで障がい者授産施設として、ホテルや温泉、パン工房などを運営しており、今後も障がい者の自立支援に力を入れていきます。

■知内町と連携した事業
知内町では、遊休施設や町有地の民間活用について検討していました。
そんな折、平成27年に江差福祉会の樋口英俊理事長との協議のなかで、知内産米の付加価値向上として、米粉を使った災害備蓄品製造工場の提案があり、町として全面的に協力することに決定しました。
その後、平成30年4月に湯ノ里地区に米粉製造工場(知内FDセンター)が町内事業所の第1号として開設され、併せて利用者用住居(ケアホーム3棟)も建設されました。
この「知内FDセンター」を皮切りに平成31年4月には道の駅「しりうち」の隣に町の指定管理者として「あすなろパン工房しりうち」が開設、また、令和2年4月からは町営の「こもれび温泉」を同じく町の指定管理者として運営することになりました。さらに、温泉に隣接して認知症グループホーム(2ユニット18名)も同法人が建設し、町の高齢者福祉の推進にも取り組んでいるところです。
今後も江差福祉会では、町内での事業構想を計画しており、町としては「障がい者福祉」「雇用創出」「特産品の利用」を図る体制を構築していきます。

■地域との共生社会の実現
現在、50名程度の利用者(障がい者)の方が居住している湯ノ里地区では、花見やお祭り、餅つき大会など町内会主催で多くのイベントが行われており、そこへ利用者の方が招待され、地域住民と親睦を深めています。
このような地域との交流を通じて、障がいのあるなしに関わらず理解し合える環境を作り出すため、町として何ができるか日々模索しています。
今後も江差福祉会と知内町が連携した事業展開を継続し、利用者の方々が知内町内で暮らしやすい環境づくりを図り、共生社会の実現を目指します。

■町内事業所の紹介
▽あすなろパン工房しりうち
平成31年4月には、道の駅「しりうち」の隣に「あすなろパン工房しりうち」がオープンしました。
知内FDセンター入居者や近隣町の障がい者らが働き、店頭では道産小麦粉や特産のニラを使ったパンなど80~90種類のパンが並び、ソフトクリームも味わえます。職員の松崎宏輝さんは「ほんのり甘く煮た黒豆がゴロっと入っている黒豆食パンがおすすめ」と話していました。

▽知内FDセンター
平成30年4月、知内町初の障がい者授産施設として知内FDセンターが開設されました。
ここでは、食材を真空冷凍乾燥するフリーズドライ設備を使った江差福祉会独自の技法で、知内町産新規需要米の米粉を使ったパンやビスケット、お餅(備え餅)など災害備蓄向けの製品を製造しており、現在では大手防災用品メーカーからの注文が殺到、さらに知内町ふるさと納税返礼品としても展開中。

▽グループホームこもれび第1、第2
「グループホームこもれび第1、第2」は、令和2年3月にこもれび温泉敷地内に認知症グループホームとして開設されました。
認知症要介護者が家庭的な環境のもと日常生活の支援を受けながら共同生活を営む施設です。
「普通の生活を続けていく」ために、入居者の得意とすることを日常生活の一部として取り入れADL(日常生活動作)の維持向上を図っています。

▽こもれび温泉
令和2年4月より、こもれび温泉は江差福祉会が指定管理者となり、リニューアルした館内にはフィンランドサウナが増設されたほか、温泉利用者向けに軽食を提供するスペースが新設されました。
軽食はおにぎり(鮭、梅、おかか)(各100円)、カレーライス(400円)、中でもスープから作っているラーメン(各500円)がおすすめで、麺類や丼ものなどお手頃価格で提供されています。

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