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生涯楽習情報コーナー こぶしにまなぶ No.316(1)

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北海道蘭越町

題字:田澤 豊彦氏
こぶしは蘭越町の花木です。大自然の中でたくましく育つこぶしに学びましょう。

■家庭教育通信その(17)
NPO法人 お助けネット
代表中谷(なかや) 通恵(みちえ)さん

今年の4月から、保護者による体罰を禁止する「改正児童福祉法」が施行されました。みなさん、その内容を知っていますか?
家庭内で「しつけ」と称した体罰が虐待となり、ケガをしたり命を落とすなどの痛ましい事件が後を絶たないことが、法律改正の背景にあります。「そんなひどい体罰はしていない。」と思われる大人が多いことでしょう。では、以下の(1)~(5)で、「体罰」に当たるのは、どれだと思いますか?

(1)言葉で注意したが言うことを聞かないので、頬をたたいた。
(2)宿題をしなかったので、ご飯を与えなかった。
(3)友だちを殴ってけがをさせたので、同じように子どもを殴った。
(4)いたずらをしたので、長時間正座をさせた。
(5)物を盗んだので、おしりをたたいた。

厚生労働省が今年2月に指針で示した「体罰の例」によると、(1)~(5)のすべてが当てはまります。
「えー、そんなあ、自分もそのくらいのしつけは受けたよ。」「悪いことをしたら、それくらい厳しくしないとダメでしょう。」と思われた方もおられるでしょう。
また、「言葉でわかりやすくしつけるのが大事」とわかっていても、その時の状況によっては、大声で怒鳴ったり叱り飛ばしてしまい、後で反省するという経験は親なら誰でもしたことがあると思います。
日本では子どもが悪さをすると、反省を促すために恐怖心を植え付ける文化が根付いてきましたが、子どもの発達学や心理学、最近は脳科学からも、体罰からは子どもは何も学ぶことはできないということが明らかになってきました。
今回の法改正の目的は、「体罰」をしてしまう保護者を罰することではありません。自分が受けてきた子育てを真似てしまい、しつけと体罰の区別をつけられなかったり、「周りの人に迷惑をかけないように」というプレッシャーから体罰してしまう親もいます。そのような親の辛さや困り感を地域みんなで寛容に受け止めて、体罰ではないしつけの仕方を伝えていくなどの体制が求められています。
次号からの「こぶしにまなぶ」では、「体罰としつけはどう違うのか」や、「感情的にならないでしつけをするコツ」などを紹介していきますね。

※家庭教育通信その(18)は、次回11月号に掲載予定です。

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