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鳥獣被害対策の担い手不足解消へ ~狩猟エコツアー開催~

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千葉県鋸南町

町での過去10年間での有害鳥獣による農作物被害金額は2億5千万円近くにのぼり、さらにイノシシの捕獲数は捕獲がはじまった平成12年度から昨年度までで7千8百頭となり、有害鳥獣対策は大きな課題となっています。
鋸南町有害鳥獣対策協議会では、平成27年度から有害鳥獣による被害を逆手にとった試みとして、「鋸南町狩猟エコツアー」を開催しています。このツアーは、都市住民との協働による有害鳥獣対策を目指して、狩猟をはじめとする有害獣被害対策の担い手となるきっかけを提供し、農村集落の魅力を感じてもらうことを目的としています。
今年で5年目を迎えたこのツアーは、参加者数は延べ3千人近くにのぼり、募集人数の10倍以上の応募があるプログラムもあります。
今年度は台風の影響で開催が危ぶまれる状況でしたが、開催を望む問合せも多く、限られた規模で3つのプログラムを開催しました。

■ジビエ料理ワークショップ
1月26日(日)、道の駅保田小学校「みんなの家庭科室」で、エコール辻東京の秋元真一郎氏を講師に招き、開催しました。イノシシのモモ肉を使った「猪丼」、「鹿ロース肉ソテー」の調理実習を通じてイノシシ・シカ肉料理の魅力に迫りました。

■解体ワークショップ
2月2日(日)、JPN野生鳥獣研究所(山梨県)の有泉大氏を講師に、捕獲されたイノシシやシカを捌き、ブロック肉に処理する体験をしました。都市住民にとって非日常的な体験として参加希望者が最も多い企画となっています。

■けもの道トレッキング
2月8日(土)、千葉県農林総合研究センターと横根ワナ組合の皆さんを講師に、座学研修と実際の被害現場を歩き、イノシシやシカが利用する「けもの道」を観察しました。
過去のツアー参加者のなかには、参加をきっかけに、横根ワナ組合の捕獲作業に継続的に携わっている方もいて、この日もトレッキングに同行し、案内をサポートしてくれました。

■参加者の皆さんに聞きました
○印西市在住のNさん(40代・女性)
けもの道トレッキングに参加。農家さんの苦労を知ることができた。何らかの形で鋸南町の獣害対策の支援に関わりたい。

○東京都在住のSさん夫婦(50代)
けもの道トレッキングに参加。狩猟免許を取得したが、実際に狩猟を行う場所がなく、またご指導いただく機会に恵まれず悩んでいた。被害対策に取り組む集落の皆さんのお手伝いを通じて経験を積みたい。

○千葉市在住のYさん(40代・男性)
解体ワークショップに参加。過去数年間、狩猟エコツアーの申込みをしてきたが、なかなか当選せず参加することができなかった。今回は期待以上の体験ができて大満足。今後もぜひ別のプログラムに参加してみたい。

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有害鳥獣対策を逆転の発想で都市住民との交流に着目したこのツアーは、担い手不足に悩む地域から注目を集めています。来年度以降も引き続き開催し、都市住民との交流をさらに進め、関係人口の創出を図っていきます。

問合せ:地域振興課農林水産振興室
【電話】55-4805

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