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自治体の皆さまへ

令和3年 新春座談会 みんなで創造しよう! コロナの先の新しい未来を!!(1)

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埼玉県和光市

新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の対策と治療にご尽力くださっている、市内の医療関係者をお招きして感謝とエールをお伝えするとともに、市民とともに取り組む新型コロナウイルス感染症対策や今後の注意点などについてお話を伺いました。

■これまでの取り組みについて
松本武洋市長(以下、市長):
今回のコロナ対策では、医療機関の先生方をはじめ、受付の方や警備の方など、本当にたくさんの医療機関に従事する方々によって一つの医療行為が成立していると、実感しています。

原彰男院長(以下、原):
埼玉病院としても、PCR検査用のテントやマスクなどを市民の皆さんから、寄附していただき、大変助かっております。ありがとうございました。また職員一同、市民の皆さんが安心して病院で診療を受けていただけるよう、強い使命感を持ちながら勤務しており、暖かい励ましの言葉などいただき大変感謝しています。

市長:
市内で最初に発生したコロナの事象は、国有施設への武漢からの帰国者とクルーズ船の乗船者の方々の受入れで、その対応で当初からとても大変な1年でした。当時はまだコロナにどういう感染力があって、どういうものかも分からない中、感染者を受け入れなければならないということで、市内で感染者を出すようなリスクを避け、地元に負担がかからないように国と折衝してきました。他の自治体ですと、地元で感染者が出てから対応を始めるというところが多いのですが、本市の場合は、帰国者や乗船者の受入れからコロナに関する様々な情報が入ってきて、最初から高い危機意識を持って、この事態に対応できたことが良かったと思います。

原:
埼玉病院は令和2年2月に、国有施設に滞在している武漢からの帰国者への医療支援からコロナの診療が始まりました。手探りの状態から一歩一歩試行錯誤を繰り返しながら、現在は県のコロナ診療重点医療機関となっています。

佐藤千春看護部長(以下、佐藤):
病院の方針にスタッフ全員が従っていけるよう、統制をとるとともに、患者さんももちろん大事ですが、職員が安全に安心して働けるという点は、今回誰も経験したことがない感染症ということで、すごく気をつかいました。

勝又大助院長(以下、勝又):
当初は急を要して策を練るということはなかったのですが、市内国有施設で武漢からの帰国者を受け入れるということになり、事態は変わりました。朝霞地区医師会和光支部の開業医たちも埼玉病院に任せるだけでなく、できることを常々考えています。和光市の医療を考える医師の会では意見交換を活発に行っているのですが、やはり地域と医師同士での連携が大事であると話しています。今後も協力体制をとりながら感染症に向き合いたいと考えています。

市長:
朝霞地区医師会の先生方との連携は、非常に重要だと思っています。現在も、市の保健福祉分野で何か新しい事に取り組もうとする際には、朝霞地区医師会和光支部などに相談をしています。市民からは見えにくいですが、その3者の連携が今の地域の良い医療に繋がっているのではないかと思います。また、C@RNA※という情報連携システムにより、一緒に仕事をしているという関係性は、目に見える形で良いと思っています。市民の方からも便利になったというお話も聞きます。行政だけでなく、市民にも浸透しているのだなと感じています。

原:
最近では診療予約だけでなく、患者さんの診療情報も地域で共有できる『けやきのわ』と言う情報システムも採用しています。C@RNAにより地域で患者さんの診療情報を共有できることは有意義なことと思います。
※C@RNA:カルナ(C@RNA Connect)とはインターネットを利用した埼玉病院と地域医療の連携システム

原:
朝霞地区医師会と埼玉病院が協力して、埼玉病院内に発熱外来PCR検査センターを設置しており、地域のクリニックでPCR検査が必要であれば、当院で実施できるシステムができています。

勝又:
PCR検査は4月から始まり、県内で2番目に設置ということで、非常に危機意識が高く連携が取れており、速い対応ができました。

原:
先ほど話しました発熱外来PCR検査センターでの、PCR検査実施件数ですが、県内で2番目に多く、うまく連携が取れていると思います。

■感染症に対応する環境づくり
市長:
勝又先生のクリニックでは、予約時間や感染管理を徹底していることで有名でした。このコロナ禍で、この基本に忠実な取り組みの素晴らしさに気付いた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

勝又:
最近は協力してくださる方がたくさんいて助かっています。テナントの中にあるクリニックは、エレベーターが一つしかないなどの感染症対策に弱いので、普段から感染者を出さないために、病院内の滞在時間をできる限り短くするなど、あらゆる感染リスクの軽減に努めています。

市長:
埼玉病院も新築整備工事が進陟し、いよいよフルスペックで稼働し始めましたね。

原:
埼玉県第6次地域保健医療計画に従い増床を行ってきましたが、本年4月に、救命救急センター設立で全てが完了します。ようやくこの地域のために貢献できる病院となりうると自負しています。

市長:
新しい埼玉病院は施設も素晴らしいですが、何より私が感銘を受けているのは、宿舎や保育園を通じて誰もが働きやすい医療機関だということです。医師や看護師が安心して働けるということで、実際に働いている方から良い評判もお聞きします。

原:
今回増床した病床なしでは、コロナの患者さんの受け入れも難しかったでしょう。コロナを見据えていたわけではありませんが、コロナ診療の重点医療機関として増床は本当に良かったと思っています。

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