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和光市の歴史・民俗をたずねて 第28回

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埼玉県和光市

■富士塚

「富士塚」というものをご存じでしょうか。今でも富士山に登るのは大変なことですが、昔は限られた人しかできない一大事でした。そこで昔の人々は、誰もが気軽に登れるよう、身近な所に本物の富士山を模した塚を造りました。それが富士塚です。富士塚には、実際に富士山から持ち帰った溶岩や、何合目という標識、そしてたくさんの石碑が建ち、まさに富士山のミニチュアです。人々は富士塚に登ることで、本当に富士山に行ったのと同じご利益が得られると考えました。呼び方は「〇〇の富士塚」や「〇〇富士」、親しみを込めて「お富士さん」と言われたりします。
和光市には、「白子熊野神社の富士塚」・「下新倉氷川八幡神社の富士塚」・「浅久保浅間神社の富士塚」と、3つの富士塚があります。白子富士は、市内最大で高さは約12mと登りがいがあり、美しい姿のお富士さんです。下新倉富士は、高さ約3.6mで、頂上に「浅間大神」の立派な石碑が建ちます。浅久保富士は、高さ約1.8mで、数多くの石碑が建ち見応えがあります。
和光市教育委員会では、これらの富士塚について、様々な調査をしています。調査は、塚全体を捉えるための測量調査をはじめ、塚の上に建つ石像物の写真撮影や拓本調査等があります。石造物は拓本調査を行うことで、書いてある文字や画がくっきりと浮かび上がり、肉眼では見えにくいものがはっきり読み取れるようになります。また、風雨にさらされ劣化が免れない石造物を、これらの調査により記録保存することもできます。こうした測量調査や石造物の調査を行うことで、富士塚の全体像や、地域にとってどのような存在だったのかを知ることができます。これら市内3基の富士塚について、資料や情報をお持ちの方は、担当までご連絡ください!
みなさんもこの秋、身近な富士山「富士塚」に登ってみてはいかがですか。

問合せ:生涯学習課文化財保護担当
【電話】424-9119【メール】h0300@city.wako.lg.jp

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