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和光市の歴史・民俗をたずねて 第27回

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埼玉県和光市

■疫病平癒(えきびょうへいゆ)

和光陸橋のたもとに「疫病平癒」の神様として大変ご利益があると信仰されている諏訪神社があります。諏訪神社は、平安時代の末に土地の人が信濃諏訪大明神から分霊して社をつくり、建御名方之神(たけみなかたのかみ)を祀ったのが始まりと言われています。江戸時代中ごろ白子宿で「はやり病」が蔓延し民衆は大変困っていました。そこで人々は諏訪神社に「疫病平癒」を祈願するため、農家がその年初めて採れた茄子を持ち寄りお供えしました。そして供えた茄子の半分を持ち帰り家中で食べるとまたたく間に病気が治ったという言い伝えがあります。今でもその風習は残っており、このことから諏訪神社の紋章は茄子となっています。毎年7月26日の宵宮には白子囃子(しらこばやし)が奉納され昔と変わらない風情のある音が鳴り響きます。また花火も打ちあがり、お祭りは多くの人々で大変賑わいます(今年の開催は中止となりました)。
また、江戸時代から人々の信仰をうけてきた吹上観音も「病気快癒(びょうきかいゆ)」を祈る人により崇敬されています。「治病を乞えば忽(たちま)ちに全快し、再びその病におかされることなく、下新倉村には昔から疫病にかかる人は極めて少ない。」と言われているように、吹上観音は特に健康治病に霊験あらたかな仏様として信仰されてきました。
和光市域には他にも様々な厄除けの信仰があります。道端にひっそりと立つ地蔵や庚申塔、馬頭観世音というような石像仏を見かけたことはありませんか?江戸時代に天災が続いたときに造られたものが多く、今でも「疫病退散」を願って人々が救いを求める身近な存在となっています。

問合せ:生涯学習課文化財保護担当
【電話】424-9119

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