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自治体の皆さまへ

子どもへの虐待防止に向けて私たちができること

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大阪府大阪市大正区 クリエイティブ・コモンズ

■第2回 「気づき」を放置しない
大阪市立大学 大学院生活科学研究科
特任准教授 中島尚美

虐待の被害者は小学生が多数を占めますが、命を落とすのは圧倒的に乳幼児になります。抵抗したり逃げたりできないのみならず、育ててくれる存在を信じているからです。
子どもはどん欲に「育とう!」とする存在です。赤ちゃんが、生きていくための欲求を満たされるまで、泣いて訴えるのもそこからきています。親は、言葉では通じない存在と毎日向き合うことを強く求められます。正解・不正解、マニュアルのない子育ては不安の連続です。マルトリートメント(不適切な対応)がエスカレートしていくのは、どの家庭においても起こりうるのです。虐待死した乳幼児の中には、3か月児健診や1歳6か月児健診、予防接種を受けていた事例も含まれています。
第2回目のキーワードは「気づきを放置しない」です。近所や買い物に行った先で目にしたり耳にしたりする、暴言を浴びている幼児、顔色の悪い疲れきった様子の親、夜間にコンビニやレンタルビデオショップで見かける幼児、話しかけても無視されている幼児、車の中に放置されている乳幼児・・・等。ほんのちょっとしたことでも関心を寄せて放っておかないことが、幼い命とその命を育もうとしている親を救うことにつながるのです。

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