■運動不足になっていませんか?
外出自粛等で体を動かす機会が減ったことにより、筋力の低下や持病の悪化、認知機能の低下などの健康への二次的な影響が心配されています。
適度な運動で筋肉を動かすと筋力アップにつながるだけでなく、体温も上がり、血行や代謝が促進されて免疫力も高まります。
特に、高齢者の場合、2週間家の中であまり動き回らないようにすると、脚の筋肉量が3・7%減少したという報告もあります。これは、3・7年分の老化に相当します。
新型コロナウイルス予防をしながら、次のポイントを意識して積極的に体を動かしましょう。なお、病気や痛みなどがある人は、かかりつけ医に相談してから取り組みましょう。
▽運動に取り組むポイント
(1)日常生活でこまめに動く
30分に1回は立ち上がり、足踏みや家の掃除、段差の上り下りなど、積極的に動きましょう。
(2)ストレッチや軽い体操・筋トレを取り入れる
片足立ちやスクワットなど、足の筋トレやラジオ体操等をテレビや動画を見ながら一緒に行うのもおすすめです。
(3)毎日いつもよりプラス10分の運動を意識する
10分の運動は、約1000歩歩くのに相当します。運動は軽く息が弾む程度が目安です。人混みが少ない場所や時間帯を選んで歩いてみましょう。
文:市健康保険課 田村保健師
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