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議会だよりNo.84(3)

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山口県阿武町

▽米津高明(よねつたかあき)議員
Q.約2億円の基金を財源に国保税の引き下げを
A.高齢化・人口減に伴う医療費負担の激増に備えて基金は温存すべきと考えている

問:
コロナ禍やウクライナ問題で、消費者物価の引き上げやガソリン価格の高騰により、生活が大変厳しくなっている中、国保加入者(農業などの自営業者と年金生活者)の生活を守る必要があることから、国保加入者の負担軽減のために、1億9948万円ある「財政調整基金」を使って国保税の負担軽減を図ってほしい。
いま阿武町では、国保の基金総額が30・4ヶ月分の国保税額に相当し、県内19市町中トップである。(2位は美祢市18ヶ月分)
「町民の安全・安心を図る」ことからも、ぜひとも国保税の引き下げをお願いしたい。
町長:
約2億円の基金保有に至ったのは、長年、保険者と被保険者が一体となって努力してきた結果だと考えている。
このことから、基金は高齢化に伴う医療費の増加や、被保険者の減少に伴う保険料収入の減収などにより、県に納める「国保事業費納付金」が増大することにより、保険税率を引き上げざるを得なくなったときの大幅な上昇などに備え、激変緩和のために、しっかり温存すべきと考えている。

Q.「協力隊」を雇用し奈古・宇田郷でのデマンド交通実現を促進しては
A.まずは住民自身の課題意識が重要。対話のための支援をしっかり行う
問:
福賀の「ふくすけ便」のようなデマンド交通について、ほかの地区からも「早く実現してほしい」との声がある。
早期の実現に向けて、町が「地域おこし協力隊」を雇用し、地域住民を巻き込んだ活動の下で発足を促進すれば、「地域が自らのこととして立ち上がる」という気運にもつながるのでは。
町長:
「ふくすけ便」は、地域の小さな困りごとに対して、地域全体で「何ができるか」を話し合った結果、緊急の課題である「交通の確保」に向けた自主的な取り組みにより実現したものである。
このように、新しい交通システムの実現・定着のためには、奈古・宇田郷においても、地域の「思い」のある方自身に、地域課題として主体的に関わっていただくことが重要だと考えている。
新年度において「新たな地域づくり調査研究事業」にしっかり取り組み、地域課題の解決に向けた対話促進や先進地視察などのサポートをしていきたい。

Q.風力発電は「美しい村」連合の理念に反するのでは
A.連合の加盟資格には影響しないとの回答を得ている
問:
阿武町は「『日本で最も美しい村』連合」への加盟を認められたが、連合の理念と風力発電は相反するのではないか。
また、風力発電施設の設置が決まれば、最低20年間は風力発電と付き合うことになるわけであるため、そのメリット・デメリットなどを、町民に正しく知らせてほしい。
町長:
「連合」の審査基準では、人の営みの結果として、その美観が保たれていることが重要であって、この中には、建造物などとの共存も含まれるとの見解である。「大きな風車は景観を損なう」という意見もあるかもしれないが、特に阿武町の場合は景観的な影響は少なく、「仮に設置されても加盟資格に問題はない」との回答を得ている。
風力発電のメリット・デメリットなどについて、広報紙などによる周知は、しっかりとした科学的根拠・知見をもって行うべきと考えており、現在はまだ、その段階ではない。

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