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町立金山診療所だより ほっとクリニック vol.123

10/23

山形県金山町

■身近なエコー検査 副所長兼外科医長 須田拓郎(たくろう)
この度、町立金山診療所に赴任した須田拓郎です。専門分野は麻酔科と日常診療にはあまり縁がない診療科ですが、これまで内科医としての勤務経験もありますので、総合診療を第一に日々の診療を行ってまいりたいと思います。初めてのほっとクリニックですが、比較的身近な超音波(エコー)検査についてお話しします。
超音波検査とは、人間の耳には聞こえない高さの周波数の音を機械で飛ばし、返ってきた信号を画像にするという検査です。昔から行われている検査で、受けたことがあるという方も多いと思います。超音波機器も一つの機械なので、時代とともに画質が飛躍的に向上し、より正確な診断ができるようになりました。日常の検査では、腹部エコー・心エコー・血管エコー・甲状腺エコーなどがあり、当診療所でも行うことができます。また、乳房や皮膚の「できもの」の診断に用いたり、体に治療用のチューブを入れる際に使用したりもします。近年ではブロック注射に用いることもあります。
超音波の一番の長所は、合併症がないことです。同じように頻繁に用いるレントゲン検査やCT検査は放射線を使う検査であり、放射線被爆という短所があります。通常検査で用いる量では健康を害することはありえませんが、被爆量が多量になると合併症を起こすことがあります。同じように頻繁に用いる内視鏡検査でも、稀ですが合併症が起こります。今のところ超音波自体では明らかな合併症は指摘されておらず、検査の時間や回数は問いません。
一方、超音波検査にも短所があります。空気や骨は超音波を通さないため、骨や肺、腸の内部は細かくは見ることができません。また、見たいものが深くなればなるほど超音波が届きにくくなるため体の深い部分の診断は難しくなります。それらについては他の検査が必要です。
では、どういった病気を疑う場合に、エコー検査をしたらよいのでしょうか。最も多い心臓と腹部について説明します。心臓エコーでは、心臓の動き・弁や胸の血管の異常の有無を主に調べます。検診で心雑音を指摘された、心電図で異常を指摘された、心臓の病気で治療したことがあるといった方が対象となります。腹部エコーではおなかの中の状態、特に肝臓・胆嚢・脾臓・腎臓・膵臓・大動脈・膀胱・前立腺などを確認できます。検診で肝機能や前立腺に異常を指摘された、大動脈瘤や胆石と言われたことがある、持続的な腹部の症状があるといった方が対象となります。
無症状でも偶然治療可能な疾患が見つかることもあります。どんな疾患でも早期発見・早期治療は基本中の基本です。いずれの検査もプローブという機械を体に当てるだけなのでほとんど苦痛はなく、5〜15分程度で終了します。興味を持たれた方はぜひ当診療所にご相談ください。

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