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町立金山診療所だより ほっとクリニックvol.146

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山形県金山町

■新型コロナウイルスのワクチン接種について
町立金山診療所
所長 手塚裕之(ひろゆき)

昨年の3月末、山形県で初めての新型コロナウイルスの感染者が出てから早1年が経ちました。未だに収束の兆しが見えない中、流行の打開策と期待されるワクチン接種が開始されようとしています。今回はマスコミ等での色々な情報が錯綜する中、現在わかっている情報についてお話したいと思います。
ワクチン接種は4月から高齢者を対象に順次始まる予定です。今回接種予定のファイザー社の新型コロナウイルスワクチンはmRNAワクチンという新しいタイプのものです。ワクチンを打つとコロナウイルスの周りを覆うトゲと同じトゲ(タンパク質)を体の中で作ります。そうすると「そのトゲは敵である」と体が覚えるため、本当にウイルスが入ってきたときに、すぐ戦えるようになります。あくまで周りのトゲを敵とわかるように作るだけなので、ワクチンを打つことでコロナウイルスにかかることはありませんし、自分たちの遺伝情報の書換がおきることもないと言われています。
実際、昨年12月から今年の2月にかけて約60万人に接種したイスラエルのデータをみますと感染を92%、入院を87%、重症化を92%下げるという他のワクチンと比べても高い効果を上げています。毎年接種するインフルエンザワクチンの感染予防効果が50~60%といわれるため今回のワクチンには期待が集まります。
一方で副反応や長期的な影響、効果の持続時間についてはまだわからないことが多いです。副反応で最も多いものは、注射したところの痛みです。6~9割の方が、半日から2日間続く痛みがでるようです。打ったら痛みは出るのだなと思っておきましょう。その他、だるさ、発熱、頭痛なども3~4人に1人には見られるようですが痛み止めや熱冷ましが効き、1日程度で治まると考えられています。アレルギー反応はまだ不明ですが、9割近くの方は接種から30分以内に症状が出るため、注射のあと30分は接種会場で待機してもらい、なにか異常があればすぐに対応できるように準備をすすめています。
1日も早くコロナウイルス前のように皆で集まり、笑い、おしゃべりできるような生活が送られるように一緒に立ち向かっていきましょう。

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