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地域とともに10年、そしてこれからも。~尾原ダム完成10周年を迎えました~(1)

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島根県雲南市

尾原ダムは、「平成のおろち退治」とも呼ばれる「斐伊川・神戸川治水計画~ダム建設・放水路・大橋川改修の治水3点セット~」の一つとして、建設計画が立てられ、約半世紀にわたる大事業の末、平成24年3月に完成しました。尾原ダムの建設には、旧木次町では北原地区・尾原地区の一部、計63戸の住民移転など、大きな犠牲を伴っています。
尾原ダム完成後は、下流域を水害から守り、水道用水を供給する多目的ダムとして活用されています。
尾原ダムの周辺では、地元の皆さんをはじめ、NPO法人さくらおろち、スポーツ団体等や行政が連携し、さまざまな施設や湖面、森林などを生かしたイベントやスポーツを積極的に展開しています。
今年で完成10周年を迎え、この節目を機会に、尾原ダムのことや周辺地域での取り組み、完成10周年記念式典について紹介します。

◎斐伊川・神戸川治水計画 ~ダム建設・放水路・大橋川改修の治水3点セット~
※詳細は広報紙2ページの地図をご覧ください。

■尾原ダムの治水効果
斐伊川は過去幾度となく河川の氾濫を繰り返してきました。
尾原ダムが建設されたことにより、豪雨のたびに下流域での水位低減効果がみられています。令和3年7月豪雨では、最大流入量毎秒約298立方メートル時に毎秒約155立方メートル低減し、貯留した洪水量は最大約245万立方メートル(25mプール約6800杯分)となりました。この貯留効果により、斐伊川の木次観測所(下熊谷)ではピーク水位から32cm、新伊萱観測所で18cm、松江観測所では23cmの水位低減効果が認められています(国土交通省発表より)。

◎尾原ダムにおける整備効果
木次観測所地点の水位
・ダムがなかったら:3.87m
・ダムがあったから:3.55m
⇒推定32cmの水位低減

・ダムがなかった場合の水位3.87m
・今回の出水の水位3.55m

木次観測所地点の水位状況(雲南市木次町付近)
※詳細は広報紙3ページの図をご覧ください。

◎尾原ダムにおける貯留状況
・最高貯水位(令和3年7月12日15時20分)
標高197.01m
・雨の降り始め時の水位
標高195.17m

・最大流入量 毎秒約298m3
貯水位が約1.8m上昇(総貯留量は約245万m3)

・最大流入時の放流量毎秒約143m3
・最大流入量時に毎秒約155m3の水をダムに貯留

※詳細は広報紙3ページの図をご覧ください。

問合せ:地域振興課
【電話】0854-40-1013

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