
12月3日から9日は「障害者週間」
■手話は言語です
手話は、手指や体の動き、表情を使って表現する「見る言語」です。
耳の聞こえない方のコミュニケーション方法の一つである手話は、最近ではテレビの記者会見などで手話通訳者の姿が映し出されることも多くなり、身近に感じられる存在になりました。
今回は手話を使ってコミュニケーションをしている方々にスポットをあて取材しました。
取材を進めると、相手の気持ちに寄り添い、心と心で話し合う、やさしくあたたかい想いがみえてきました。
■聞こえない・聞こえにくい人の割合
全国では、聴覚・言語障がいにより障害者手帳を持つ人が約34万人おり、
日本の人口の約0.27%です。
また、一般社団法人日本補聴器工業会の「Japan Track 2018調査報告」によると、11.3%(18歳以上では13.2%)の方が「難聴またはおそらく難聴と思っている」と回答しています。
※
1 厚生労働省「平成28年生活のしづらさなどに関する調査」
2 総務省「人口推計」2016年10月1日現在総人口
問合先:障がい福祉課
【電話】76-1127【FAX】76-4595
■手話で挨拶してみよう
日常生活で使える代表的な手話をご紹介します。
難しく考えず、まずは真似してやってみてください。
※詳細はPDF版をご覧ください。
・「おはよう」
「朝」と「あいさつ」の手話を組み合わせて表現します。朝は枕から頭を外す様子を、あいさつは2人がおじぎする様子を表します。
・「こんにちは」
人差し指と中指で時計の正午を指し、これにあいさつの手話を組み合わせて表現します。
・「こんばんは」
顔の前で両手のひらを交差し、暗くなる様子を表し、これにあいさつの手話を組み合わせて表現します。
・「よろしくお願いします」
「良い」と「お願い」の手話を組み合わせて表現します。
・「ありがとうございます」
勝ち力士が手刀を切る様に表現します。
・「お疲れ様です」
片方の手のこぶしで、もう片方の手首の上を2回たたきます。
手話に少し興味を持って「こんにちは」や「ありがとうございます」などのあいさつを覚えていただくだけでも、手話をコミュニケーション手段としている人たちが、暮らしやすい地域社会の実現につながっていくと思います。
ぜひ、手話に親しんでみてください。
障がい福祉課
安藤(手話通訳士)
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