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自治体の皆さまへ

災い転じて福となす 肥沃な土壌からの贈り物

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新潟県新潟市南区

その昔、信濃川と中ノ口川の度重なる氾濫により南区は苦しめられました。その反面、肥沃な土砂が上流から運ばれ、堆積しました。地中深く根を張り巡らし、水はけが良く、地面深くまで養分を蓄えている土壌でしか育たないル レクチエにとって最適な土地になりました。それだけでなく、桃、ブドウ、和梨など盛んな果樹栽培が可能となり「フルーツ王国」と言われるまでになりました。
今年のル レクチエ解禁日(プリムール)は11月19日でした。「とろける舌ざわりと気品高く芳醇な香り」を皆さんに届けます。生で食べるほか、加工品も多くあります。
肥沃な土壌からの贈り物「ル レクチエ」をいろいろと味わってください。

◆解禁日(プリムール)とは
JAグループ内で品質安定を目的として定めた、自主ルールとしての販売開始基準日です。

◆おいしいものはおいしく食べなきゃ!
ル レクチエは生産者の下で9割ほど追熟した後に出荷し、食べる人は残りを追熟させると食べ頃になります。手元のル レクチエが一斉に食べ頃になり「食べきれなかった」なんてことはありませんか?
さあ、今年は食べ頃を調節し、食べたい時に一番のおいしさで食べましょう!
※追熟については、昨年11月21日発行「南区役所だより第351号」(二次元コード)をご覧ください

▽食べ頃を調節

◆うれしい再会♪
昨年9月5日発行「南区役所だより 第346号」(二次元コード)で紹介した、梨農家大野明日真(あすま)さん(大郷)に会いに行きました。
大野さんは、和梨(幸水・豊水・新興)とル レクチエを栽培しています。作付面積はル レクチエが一番広いそうです。

昨年の記事の反響は大きかったようです。友だちからは「いきなり載っててビックリしたよ!」。農家の先輩たちからは「本当にあんなことを思ってるの?思ってないだろ?お前」と、からかわれたそう。彼の人柄があってこそだと思います。
たくさんの人たちの助けをいつか後輩たちに還元し、大野さんのような若い農家がどんどん増えてほしいです。

▽あれから1年 大野明日真さんに再インタビューしました!
-昨年、未来図として「辞めていく人の分も自分が作りたい。そのために技術を高めたい」と話していましたが、それについて変化はありましたか?
将来像は変わっていません。分からないこと、困ったことは先輩たちに聞くことが多いです。的確なアドバイスをたくさんもらいありがたいです。

-和梨とル レクチエ、作業は違うのでしょうか?
全くの別物だと思っています。ルレクチエの方が手間暇が掛かり大変です。

-私たちには贈答用、高級品というイメージのル レクチエですが、身近にあった大野さんにとってル レクチエとはどういうものでしたか?
幼少期から口にしていたので、皆さんのような高級品という考えはありませんでした。子どもの頃はよく食べていました!

-昨年インタビューをした場所は加工場でしたが、何を作っていますか?
祖母がル レクチエのコンポートとジャムを作っています。

-今年の出来はどうですか?消費者の皆さんに一言お願いします。
今年の出来は良いと思います。たくさんの農家さんが一生懸命、手間暇掛けて作っています。ぜひ大勢の人に手に取り、口にしてほしいと思います。

◆み〜つけた♪〜明治から昭和初期にかけて〜
手探りの状態で開始したル レクチエ栽培。そのため、せっかく作っても実が落ちたりと失敗が続きました。販売用に生産することが難しいと分かると、多くの農家は試しに植えた苗木を切り、他の作物に植え替えました。しかし、そのおいしさを知っているだけに、自家用に苗木を残して育てました。そんなル レクチエが、いつしか当時の新潟市内の高級料亭のデザートとしてお目見えするようなり、新潟古町の芸者さんの間で、おいしい果物「ロクチ」としてひそかなブームになりました。
芸者さんに好まれた「ロクチ」は、その時と変わらぬおいしさで、今も人々を魅了しています。

◆里親制度で新規就農を
新規就農を希望するが「どうすればいいの?」と思っている人はいませんか?
栽培技術や農業経営に関する知識の指導、就農に必要な農地確保など、里親(熟練農業者)と南区果樹担い手協議会が支援を行っています。

▽おおまかな流れ
・面接
・体験・研修 ※アグリパーク・農業大学校での研修
・里親研修 ※研修期間1~2年
・就農 ※農地が借りられるまで時間がかかる場合があります

問合せ:産業振興課
【電話】372-6525

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