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自治体の皆さまへ

健康啓発シリーズ(34)

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新潟県村上市

■糖尿病注意報発令中 糖尿病を正しく理解して自分の体を守りましょう
▽市の現状
市の国民健康保険加入者における糖尿病有病者の割合は、近年は横ばいの状況にあります。その一方で、糖尿病有病者のうち、糖尿病性腎症の有病者と人工透析者の割合は増加傾向にあります。
糖尿病性腎症は糖尿病の三大合併症の一つです。初期には自覚症状がなく、進行すると命にも関わる合併症と言われ、国内では、人工透析導入原因の第1位を占めています。

▽糖尿病性腎症とは
腎臓は、細かい血管でできた小さい網(「糸球体」と言います)が片方に100万個集まって血液の老廃物をろ過しています。
糖尿病で高血糖の状態が続くと、この網の目が破れたり、詰まったりして老廃物をろ過することができなくなります。ろ過できる糸球体が残っているうちは尿を作ってくれますが、病気が進行すると、ほとんどの糸球体が潰れてしまい、尿が作れず体に老廃物がたまっていく状態(「腎不全」)になります。

▽市の糖尿病性腎症予防の取り組み
(1)糖尿病性腎症の早期発見のため、市の特定健康診査では、受診者全員に腎機能検査(e-GFR、クレアチニン)を実施しています。
(2)特定健康診査の結果、数値の気になる人へ保健師・栄養士が訪問や相談などによる支援を行っています。

市では、健康寿命延伸のため、これからも市民の皆さんに寄り添った健康づくりのお手伝いをいたします。

■外来看護師の立場から糖尿病患者様にとって大切だと感じること
糖尿病は1型糖尿病(糖尿病の全体の約5%でインスリンを作る膵臓の細胞が障害され発症)と2型糖尿病(過飲食や運動不足などの生活習慣の乱れからインスリンの働きを阻害する物質がたまり発症)があります。
日々、患者様との関わりで重要だと感じることは、本人が病気を正しく理解して向き合い行動することと医療従事者とのパートナーシップです。通院されている多くの患者様は、糖尿病の悪化もなく経過しています。しかし、治療を自己判断で中断し、失明寸前の「網膜症(もうまくしょう)」や切断寸前の「足趾(そくし)の壊疽(えそ)」、人工透析が必要となる「腎症(じんしょう)」など、合併症から発覚するケースも少なくありません。早期発見、早期治療のためにも健診の受診やかかりつけ医に相談することをお勧めします。
当院においても、患者様が治療を継続できるよう医師、看護師、栄養士など多職種で患者様・ご家族様を支援してまいります。
村上総合病院看護師 小池恵

問い合わせ:保健医療課健康支援室
【電話】53-2111(内線2440~2443)

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