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自治体の皆さまへ

“目前の課題”と“在るべき未来” 双方見据えたかじ取りを-1

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東京都江戸川区 クリエイティブ・コモンズ

令和2年第3回江戸川区議会定例会が、9月17日(木曜日)から10月22日(木曜日)までの会期で開催されています。本会議冒頭に行われた斉藤区長の招集あいさつを紹介します。

令和2年第3回江戸川区議会定例会会期:9月17日(木曜日)から10月22日(木曜日)

令和2年第3回区議会定例会の開会に当たり、ごあいさつを申し上げます。

区内小中学校の夏休み最終日、8月24日に、江戸川の夜空を100発の花火が彩りました。宗家花火鍵屋の15代目当主・天野安喜子さんが、新型コロナウイルス感染症の収束を願い、区民の皆さまを元気づけたいという思いを込めて打ち上げた花火です。事前のお知らせはできませんでしたが、多くの皆さまがさまざまな思いを抱かれたことと思います。

■新型コロナウイルス対策の徹底を丁寧に呼び掛け

4月に新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言が発出されてから、はや半年が過ぎようとしています。この間に社会情勢や私たちの生活様式は大きく変化しました。全ての区民の皆さまが、多くのご労苦を抱えながら日々の生活を送っています。
ワクチンや治療薬を私たちが利用できるようになるまでには、まだ少し時間がかかるかもしれません。だからこそ私たちは、これまで積み上げてきた知見を生かし、いかにしてこのウイルスと共生しながら日常生活を送っていくかを考えていかなければなりません。
まず、3密や多くの人が大声を上げるような場所はつくらない、また、できるだけ行かないこと。手洗いや消毒、換気を徹底すること。他の人と距離を保つこと。そして室内や周囲の人との距離が十分にとれない場所ではマスクを着用すること。
これらの対策を引き続き実践していただけるよう、区民の皆さまへの丁寧な呼び掛けを続けていくとともに、区民の皆さまが安心して日常生活を送ることができるよう、引き続き必要な対策を適時適切に進めてまいります。
それでは、区政の現況と諸課題について申し上げます。

■未来を見据えた持続可能な財政運営を

本定例会にお諮りしております令和元年度決算につきましては、国内の堅調な景気動向の影響も受け、特別区税、財政調整交付金をはじめ、歳入は過去最高だった平成30年度をさらに上回る結果となりました。また併せて基金額も過去最高となり、安定した財政基盤を維持することができております。
しかし、今年度は新型コロナウイルスの大きな影響を受け、先日発表されたGDPは年率換算でマイナス28.1%と、戦後最大の落ち込みになることが予想されています。その規模はリーマンショックを超え、回復には数年かかるといわれています。
来年度以降、区の歳入にも大きな影響があることは間違いありません。私たちの試算では、来年度、こうした歳入減少分と新たに発生する歳出増加分を合わせると、今年度と同等の予算を組むには少なくとも200億円足りないことが予測されます。
財政調整基金の積立額が約400億円ということを考えると、こうしたことが続けば近い将来、予算が組めない状況に陥ります。そうなれば行政としての機能が果たせず、区民の皆さまの日常生活を守ることができません。何としてもそのような未来を現実にしてはいけません。今後も持続可能な財政運営が実現できるよう、未来を見据えたかじ取りを行ってまいります。

■「SDGs(エスディージーズ)未来都市」を目指して

SDGsは「誰ひとり取り残さない」という理念の下、17の目標と169のターゲットで構成されています そしてこのような状況下において、より重要性を増すのがSDGs(持続可能な開発目標)です。SDGsの基本的な考え方の一つに、「経済・社会・環境はそれぞれ関連し合っており、どれか一つの取り組みだけを進めても目標は達成できない」というものがあります。新型コロナウイルスへの対応に当たっても、感染防止対策と経済活動の両立が求められ、まさに一側面だけを見た対応には限界があることを実感いたしました。
今こそSDGsの達成に向けた取り組みを推し進め、「共生社会」を実現していくことが真に必要であると考えています。本区は、内閣府が毎年30自治体ほどを選定する「SDGs未来都市」を目指し、議員の皆さまと協力して取り組んでまいります。

■共生社会実現のためのビジョン策定に向けて

併せて来年度にかけては、昨年度実施した「人口推計等基礎分析」のデータに基づき、将来の江戸川区の姿について良いことも悪いことも包み隠さず区民の皆さまと議論し、それを議員の皆さまと共有しながら「共生社会ビジョン」として取りまとめてまいります。これは令和3年度に計画期間の終了を迎える現行の「江戸川区基本構想・基本計画」に代わるものと位置付けますが、区の施策が総花的に掲載されるような「計画書」ではなく、区が目指す姿や方向性が区民の皆さまにきちんと伝わるような「ビジョン」にしたいと考えています。
さらに、共生社会の実現に向けた区の取り組みについて区民や有識者の皆さまと自由に議論を交わすための場として、「えどがわ未来カンファレンス」を発足いたします。ここには、年代や性別、国籍、障害の有無にかかわらず、行政、防災、経済、医療、スポーツ、デザイン、カルチャーなど多様な分野の有識者の皆さまに参加していただく予定です。

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