
■アイヌの人々の歴史と差別
「アイヌ」とは、アイヌ語でカムイ(神)に対する「人間」という意味で民族の呼称です。北海道を中心とした地域に古くから住んでいるアイヌの人々は、自然の豊かな恵みを受けて独自の生活と文化を築き上げてきました。
しかし、明治以降、アイヌの人々に対して、「アイヌ語」使用の禁止と「日本語」使用の強制等の同化政策が進められました。アイヌの人々に対する誤った認識等から、現在も偏見や差別が残されています。
□アイヌ文化の保存・振興のために
平成9年、明治時代に公布された「北海道旧土人保護法」等が廃止され、「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律(アイヌ文化振興法)」が成立し、令和元年には、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」が施行され、総合的なアイヌ政策が進められています。
私たち一人一人が歴史や伝統、文化等を正しく理解し、偏見や差別のない社会を築いていくことが大切です。
□アイヌの人々の悩み相談
(公財)人権教育啓発推進センター
実施日:月~金曜(祝日、年末年始を除く)午前9時~午後5時
【電話】0120-771-208
問い合わせ:総務課人権・男女平等参画係
【電話】3578-2027
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